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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (391 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

どうすれば住民主体での通いの場をもっと増やせますか?

通いの場
よくある質問

考えてみよう 思い通りに立ち上げが進まない理由を分析してみましょう

目標に対して通いの場の立ち上げが進まないなどの課題がある場合には、まずその原因を分析して打ち手を考
える意識が大切です。介護予防の必要性が理解されていないのか、住民がやりたくてもノウハウや支援が足り
ないのか、行政と住民の対話機会が足りていないのか、など原因を探ってみましょう。
総論 / 地域づくりの進め方を教えてください

23ページ

大事な視点
通いの場は住民の居場所であり、生活の一部です。住民の方々の「やりたい」「こうしたい」と
いう意欲を引き出せれば、自分たちの居場所や活動を自らつくり、発展させていってくれます。
そのきっかけをつくるためには、住民向け説明やリーフレットなどで、社会参加の大切さや介護
予防の必要性、支え合いができることで自分たちが安心して暮らせる地域ができる、地域がよく
なるなどの効果や必要性を、地域背景やエビデンス、お金の面なども含めてストーリーとして伝
え、普及啓発していくことが何より重要です。必要性を理解してくれれば、やってみたいと言っ
てくれる方も増えるはずです。

そして、活動内容も、体操教室ありきで話を始めるといった進め方ではなく、住民が望む趣味や
交流などを主体に組み立てて、その前後に少し体操の時間を加えてみる、といった工夫をするこ
とで継続がしやすくなったりします。行政は、住民に一方的に「お願いする」のではなく、通い
の場を支える黒子として、主役である住民の気持ちを大事にし、やる気を出してくれた住民の
方々の後方支援をしていくという姿勢を持ちましょう。

確認しよう

市のビジョンは住民に伝わっているでしょうか?

住民は、どんなビジョンで地域をよくしていきたいと考えているのかといった、行政のビジョンや本気度をみ
ています。通いの場の必要性などの他、行政の思いも含めて、対話の機会を持って関係をつくっていくことが
大切です。
総論 / 地域づくりにおける市町村の役割とは?

20ページ

まずはひとつの立ち上げに市町村として丁寧に伴走してみよう
住民の中で1人でもやりたいと思っている方がいたら、市町村としてどうすれば実現するか、一緒に考え、仲
間づくりや活動内容までサポートをやり切ってみましょう。立ち上げの経験があれば、一緒に立ち上げた住民
の声も含めて、他の住民の方々にも共感してもらえるような事例を語ることができます。
総論 / 地域づくりにおけるひとづくりの重要性について教えてください

140

33ページ