最終評価報告書 別添 (137 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》 |
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gap」がキーワードとなっており、過去
20年(オタワ憲章以降)の教訓を
生かすべきとのメッセージが出された
ー
ー
ー
ー
ー
WHO憲章(1946)における健康
の定義を批判した上で、健康を「社
会的・身体的・感情的課題に直面
した際に適応し、自ら管理する能
力」と定義
ー
健康とは、人の身体的能力
(capacities)に加え、その人の
持つ社会的および個人的なリソース
にも重点を置く、ポジティブな概念で
あると記載
2008
健康の社会的決定要因に対す
る取組みを通じた健康の公平性
2009
ナイロビ会議
2009
How Should we Define
Health?(オランダ)
2009
Healthy People2020
(アメリカ)
2010
Adelaide Statement on
Health in All Policies
ー
ー
かなりの数の決議が活動までには
及んでいないとして、実践上の
ギャップを埋めることを強く要求
「Implementation」について
2005
バンコク憲章
健康観の記載
HiAP
適切に組織され権限を与えられたコ
ミュニティは、彼ら自身の健康を決定
することに高い効果を及ぼすと記載
コミュニティの役割強化
ー
ー
別添3
HiAPについての定義と、それが効力 HiAPを推進するにあたっての有用な
を発揮する要件、およびそれを
手段としてコミュニティ・コンサルテー
支えるツールや駆動力(Driver)
ションやCitizens’ Juriesの
が合わせて示される
事例が示される
ー
ー
健康に対する「政府全体」のアプ
コミュニティ・エンパワメントが主要な
ローチは重要であり、基本的な前提 議題の一つとなっており、エンパワメン
であるとして部門間のコラボレーション トは「人々が自身の生活を形作る
やパートナーシップを形成する実用 要素や意思決定をコントロールする
的な側面を探るために議論を実施
プロセス」を指すと定義
健康・病気・障がいの決定要因につ
複数のセクターを関与させて、利用
いての認知向上がミッションの一つと
可能な証拠・知識に基づき政策を
され、健康の公平性を達成し、全て
強化し、実践を改善するための行動
のグループの健康を改善することを
をとることがミッションの一つとされる
包括的目標に設定
ー
健康の社会的決定要因・健康の不
公平が考慮されていない政策立案・
部門間のパートナーシップのギャップ
が効果的な対処が必要なギャップの
一つであると記載
健康の社会的決定要因に対処するためには、全ライフコースを通じて変化を起こすことが必要であり、
これは政府のみの役割ではなく、市民社会の参加と公共政策の立案という民主的なプロセスと、
これを支える各アクターの協力があってこそであると宣言
健康の決定要因に取り組むために政策アプローチの統合、
市民社会や民間部門との連携が必要であると宣言
SDH
バンコク憲章の中で「オタワ憲章以降でのかなりの数の決議が調印されたが、ほとんどが活動までには及んでいない」と記載されたように、
2005年以降では「implementation」がキーワードとなった。また、諸国においてもこれまでの振り返りにより、新たな概念・定義が構築
されていった。この時期での宣言・文書の中では特に従来より提唱されていた「健康の社会的決定要因(SDH)」 「コミュニティの役割
強化」「部門横断的なアクション(Health in All Policies、HiAP)」が強調されている。
③「Implementation」へのアプローチと各国での健康概念の再構築(1)
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