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最終評価報告書 別添 (141 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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健康の社会的決定要因の
基盤の設定

健康のための前提条件として以下を定義(平和、安全な住居、教育、食料、収入、安定し
た生態系、持続的な資源、社会正義と公平性)

不利な立場にあるグループは、平均的なカナダ人よりも寿命が著しく短く、健康状態が悪く、
障がいを有する人の発生率が高いことを例に出し、健康の不公平性を課題にする

年代別の健康状況・課題の概観とマイノリティグループの課題を記載し、健康格差の減少を
目標に掲げる

「The Determinants of Health」として収入や労働状況、教育などを含めて提示し、これ
らに対してとるべき戦略の枠組を記載

健康の社会的決定要因について、科学的見地から10のテーマを定義

「The Determinants of Health」を大幅に取り入れた目標設定を実施

ヘルスプロモーションの定義に健康の決定要因についての記載を追記し、健康の決定要因に
取り組むために政策アプローチの統合、市民社会や民間部門との連携が必要であると宣言

健康の社会的決定要因に取り組むためには、全ライフコースを通じて変化を起こすことが必要
であり、これは政府のみの役割ではなく、市民社会の参加と公共政策の立案という民主的な
プロセスと、これを支える各アクターの協力があってこそ可能となると宣言

健康の不公平の解決に向けた進捗をさらに加速させるために、5つのキーアクションが設定され、
コミュニティの役割の強化や政策立案・実行における市民社会の貢献の強化、部門横断的
な行動を起こすための各セクターへの働きかけが必要であると記載

1986:オタワ憲章

1986:Achieving Health For
All: A Framework For Health
Promotion(カナダ)

1990:Healthy People 2000
(アメリカ)

1994:Strategies for
Population Health: Investing in
the Health of Canadians (カナダ)

1998:SOCIAL DETERMINANTS
OF HEALTH THE SOLID FACTS

2000:Healthy People2010
(アメリカ)

2005:バンコク憲章

2008:一世代のうちに格差をなくそ
う: 健康の社会的決定要因に対する
取組を通じた健康の公平性

2011:Rio Political Declaration
on Social Determinants of
Health

何が健康を
規定するか
の模索

HiAPのアプローチと
コミュニティや市民社会の
役割・権限の
強化が必要とされている

別添3

健康の社会的
決定要因に係
る知見の蓄積
に加え
どのように
健康の社会的
決定要因に
取り組むか
の模索

「健康の社会的決定要因」の定義

各国における健康格差への
注目と
健康の決定要因の模索

健康の決定要因の
身体外への拡張

従来の医療レベルと健康のレベルを同一視する健康観から、生物学的領域・環境・ライフスタ
イルも同等の重要性として扱うべきであると報告

1976:ラロンドレポート(カナダ)

変遷

健康の定義への言及

文書・宣言

1986年のオタワ憲章で規定された健康の前提条件が各国で取組の模索とともに整理され、1998年のSOLID FACTSで取りまとめら
れて以降は、どのように取り組むべきかに主眼が置かれており、HiAPのアプローチとコミュニティの取組や市民社会の役割・権限の強化が
必要とされている。

今回調査文書から見る健康の社会的決定要因の歴史的変遷

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