最終評価報告書 別添 (140 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
健康領域における伝統的な見方は、医療レベルと健康のレベル
を同一視するもの(1974:ラロンドレポート)
生物学的側面
健康とは、人の身体的能力(capacities)に加え、その人の持つ
社会的および個人的なリソースにも重点を置く、ポジティブな概念
(2010:Adelaide Statement on Health in All Policies)
全人的側面
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態に到達するためには、個人・集団は成したい事を定義し、実現し、ニーズを満たし、周囲の環境を
変えたり対処することが出来なければならない。そのため、健康は目的ではなく日々の生活の資源と見なされる(1986:オタワ憲章)
目的
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態に到達するためには、個人・集団は
成したい事を定義し、実現し、ニーズを満たし、周囲の環境を変えたり対処することが
出来なければならない。そのため、健康は目的ではなく日々の生活の資源と見なされ
る(1986:オタワ憲章)
WHO憲章(1946)における健康の定義を批判した上で、健康を「社会的・身体
的・感情的課題に直面した際に適応し、自ら管理する能力」と定義
(2009:Machteld Huber「How should we define health?」(オランダ))
資源・能力
状態
「Health is a state of complete, physical, mental and social
well-being and not merely the absence of disease or infirmity」
(1946:WHO憲章)
Health is a dynamic state of complete physical, mental,
spiritual and social well-being and not merely the absence of
disease or infirmity.との変更提議がなされる。
(1998:WHO執行理事会)
動的
静的
「Health is a state of complete, physical, mental and social
well-being and not merely the absence of disease or infirmity」
(1946:WHO憲章)
近年の健康観
過去の健康観
別添3
1946年のWHO憲章は、健康の定義をそれまでの「病がないこと」から脱却する画期的なものであった。それ以降の
健康観の変遷をみると、静的から動的、状態から能力、目的から手段、生物学的側面から全人的側面と、相対する
概念への変遷がなされているといえる。
今回調査文書から見る健康観の歴史的変遷
11