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(参考資料)1 (21 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html
出典情報 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》
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財政運営上の主な課題(義務的支出・利払費の増加)

資料Ⅱ-3-7

○ 1960年前後生まれのベビーブーマー世代が65歳以上となってきていること等を背景に、米国では近年高齢化率が一貫して上昇。
それに伴い、義務的支出のうち社会保障やメディケアへの支出が特に増加しており、今後も一層増加の見通し。
○ また、金利上昇及び債務残高増大により利払費も増加。CBOの推計では、24年度には連邦政府の純利払費が国防費を上回
る見通し。24年度の純利払費8700億ドル(対GDP比3.1%)は、34年度には約1.6兆ドル(同3.9%)に達する見込み。
人口構成および高齢化率

義務的支出の主な内訳

(百万人)

(十億ドル)

450

8,000

25%

2023年以降は
CBOによる推計

400

7,000
20%

350
300

15%

250

純利払費と国防費の支出額
(十億ドル)
1800

2024年度以降は
CBOによる推計

1600

10%

1200

5,000

150

3,000

100

2,000

5%

50

1000

1974
1979
1984
1989
1994
1999
2004
2009
2014
2019
2024
2029
2034
2039
2044
2049
2054

0%

400
200

0

0

高齢化率(右軸)

65歳未満人口(左軸)

(出所)CBO “The Demographic Outlook: 2024 to 2054”(2024年1月)

850

600

(年)

65歳以上人口(左軸)

870

800

1,000

0

1628

1400

6,000

4,000

200

2024年度以降は
CBOによる推計

社会保障

メディケア

メディケイド

その他

(年度)

(出所)CBO “The Budget and Economic Outlook: 2024 to 2034” (2024年2月)

義務的支出・利払費の増加について関係者の声(ヒアリングより)

(年度)
純利払費

国防費

(出所)CBO “The Budget and Economic Outlook: 2024 to 2034” (2024年2月)

 国民が唯一気に掛けているのは、国防費を上回る利払費(シンクタンク等)
 財政支出増の要因は、高齢化向けプログラム(年金、メディケア)などの義務的支出の増加(議会関係者)
 高齢化に伴い、社会保障、メディケア、メディケイドなどの歳出が増加している(シンクタンク等)
 歳出増の代表は社会保障。高齢化により今後さらに増えていく(シンクタンク等)
 メディケアの基金は2032-34年頃に枯渇し、支給が大幅にカットされる(と予想する)が、政治的には不可能ではないか(市場関係者)