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(参考資料)1 (43 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html
出典情報 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》
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三位一体の労働市場改革の推進

資料Ⅲ-1-4

○ 構造的な人手不足への対応を図りながら、人への投資を強化し、労働市場改革を進めることにより、構造的な賃上げを実現するとと
もに、多様な人材がその能力を最大限いかして働くことで、企業の生産性を向上させ、それが更なる賃上げにつながる社会を創ることが
重要。
○ こうした考え方の下で、「①リ・スキリングによる能力向上支援」 「②個々の企業の実態に応じた職務給の導入」「③成長分野への
労働移動の円滑化」という「三位一体の労働市場改革」を進めていく。
【経済財政運営と改革の基本方針2023(令和5年6月16日 閣議決定)(抄)】
(三位一体の労働市場改革)
一人一人が自らのキャリアを選択する時代となってきた中、職務ごとに要求されるスキルを明らかにすることで、労働者が自らの意思でリ・スキリングを行い、職
務を選択できる制度に移行していくことが重要であり、内部労働市場と外部労働市場をシームレスにつなげ、労働者が自らの選択によって労働移動できるよう
にすることが急務である。内部労働市場が活性化されてこそ、労働市場全体も活性化するのであり、人的資本こそ企業価値向上の鍵である。こうした考え方
の下、「リ・スキリングによる能力向上支援」、「個々の企業の実態に応じた職務給の導入」、「成長分野への労働移動の円滑化」という「三位一体の労働
市場改革」を行い、客観性、透明性、公平性が確保される雇用システムへの転換を図ることにより、構造的に賃金が上昇する仕組みを作っていく。

◆「三位一体の労働市場改革」についての取組(R6予算)
①リ・スキリングによる能力向上支援

②個々の企業の実態に応じた職務給の導入

 教育訓練を修了した場合の費用の一部支給による学び・学び直しの支援

 職務給等に関する調査研究及び導入に向けた周知・広報

 在職時からの継続的なキャリアアップ支援
 非正規雇用労働者等が働きながらでも受講しやすいリ・スキリングの支援
 公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成
 生成AIを含むデジタル人材育成のための「実践の場」の開拓
 労働者のリ・スキリングを支援する中小企業への賃金助成の拡充等





③成長分野への労働移動の円滑化
 成長分野等への就職を希望する就職困難者を雇い入れる事業主へ
の支援による成長分野への労働移動の円滑化
 職業情報及び職場情報の収集・提供による求職者と企業のマッチン
グ機能の強化