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(参考資料)1 (35 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html |
出典情報 | 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》 |
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「国の財務書類」について
資料Ⅱ-4-10
○ 民間企業は企業会計に基づく財務諸表を作成しているが、国も同様に、国の財務状況等をよりわかりやすく説明することな
どを目的として、企業会計の考え方や手法に準拠し、「国版の財務諸表」である「国の財務書類」を作成している。
○ また、国の業務の一部は独立行政法人等を通じて行われており、国と、これらの独立行政法人等(連結対象法人)を含
めた財務状況を開示する「連結財務書類」も作成している。
「国の財務書類」について
≪企業会計に基づく財務諸表≫
【損益計算書】
【貸借対照表】
負債
○ 国の財務書類は、一般会計及び特別会計の歳入(収入)歳出
(支出)の決算額や年度末残高などの決算数値をもとに、貸借
対照表や損益計算書に相当する「国版の財務諸表」としてとり
まとめたものです。
費用
収益
資産
純資産
▶ 貸借対照表・・会計年度末における資産及び負債の状況
▶ 業務費用計算書・・会計年度内の業務実施に要した費用
▶ 資産・負債差額増減計算書・・貸借対照表の資産・負債差額の増減
を要因別(業務費用、財源等)に明らかにする
当期純利益
≪ 「国の財務書類」では≫
【損益計算書】
【貸借対照表】
▶ 未収金、前払費用や未払金、前受収益を計上しています
・取引が発生した時期に応じて計上しています
▶ 引当金や責任準備金を計上しています
・将来発生する特定の費用や損失に備えるための必要額を計上し
ています。*貸倒引当金、退職給付引当金、賞与引当金、責任準備金 等
▶ 期末評価を行い、資産評価損益、為替換算差額を計上しています
・有価証券や土地などの資産を時価評価しています
・外貨や外貨証券などを年度末の為替相場で円換算しています
▶ 減価償却費を計上しています
・建物等の固定資産は耐用年数に応じて、一定期間にわたり費用
計上しています
財源
=収益
資産
負債
○ 具体的には企業会計の考え方や手法に準拠して、資産、負
債等を計上しています。
【資産・負債差額
増減計算書】
【業務費用計算書】
費用
資産・負債差額
=純資産
超過費用
=当期純損失
≪「連結財務書類」=「国の財務書類」+連結対象法人≫
資産
国のB/S
資産
a
連結対象法人のB/S
資産
負債
有価証券
負債
(うち公債)
資産
公債
連結対象法人
による保有分
b’
連結B/S
負債
負債
(連結対象法人の)
b
b’
(国の)資産
負債
有価証券
公債
(うち公債)
連結対象法人
による保有分
相殺消去
「連結財務書類」について
b
・国(一般会計及び特別会計)と連結対象法人(197法人)を一つの主体
としてみなし、国と連結対象法人の相互間取引を相殺消去して連結財
務書類を作成しています。
資料Ⅱ-4-10
○ 民間企業は企業会計に基づく財務諸表を作成しているが、国も同様に、国の財務状況等をよりわかりやすく説明することな
どを目的として、企業会計の考え方や手法に準拠し、「国版の財務諸表」である「国の財務書類」を作成している。
○ また、国の業務の一部は独立行政法人等を通じて行われており、国と、これらの独立行政法人等(連結対象法人)を含
めた財務状況を開示する「連結財務書類」も作成している。
「国の財務書類」について
≪企業会計に基づく財務諸表≫
【損益計算書】
【貸借対照表】
負債
○ 国の財務書類は、一般会計及び特別会計の歳入(収入)歳出
(支出)の決算額や年度末残高などの決算数値をもとに、貸借
対照表や損益計算書に相当する「国版の財務諸表」としてとり
まとめたものです。
費用
収益
資産
純資産
▶ 貸借対照表・・会計年度末における資産及び負債の状況
▶ 業務費用計算書・・会計年度内の業務実施に要した費用
▶ 資産・負債差額増減計算書・・貸借対照表の資産・負債差額の増減
を要因別(業務費用、財源等)に明らかにする
当期純利益
≪ 「国の財務書類」では≫
【損益計算書】
【貸借対照表】
▶ 未収金、前払費用や未払金、前受収益を計上しています
・取引が発生した時期に応じて計上しています
▶ 引当金や責任準備金を計上しています
・将来発生する特定の費用や損失に備えるための必要額を計上し
ています。*貸倒引当金、退職給付引当金、賞与引当金、責任準備金 等
▶ 期末評価を行い、資産評価損益、為替換算差額を計上しています
・有価証券や土地などの資産を時価評価しています
・外貨や外貨証券などを年度末の為替相場で円換算しています
▶ 減価償却費を計上しています
・建物等の固定資産は耐用年数に応じて、一定期間にわたり費用
計上しています
財源
=収益
資産
負債
○ 具体的には企業会計の考え方や手法に準拠して、資産、負
債等を計上しています。
【資産・負債差額
増減計算書】
【業務費用計算書】
費用
資産・負債差額
=純資産
超過費用
=当期純損失
≪「連結財務書類」=「国の財務書類」+連結対象法人≫
資産
国のB/S
資産
a
連結対象法人のB/S
資産
負債
有価証券
負債
(うち公債)
資産
公債
連結対象法人
による保有分
b’
連結B/S
負債
負債
(連結対象法人の)
b
b’
(国の)資産
負債
有価証券
公債
(うち公債)
連結対象法人
による保有分
相殺消去
「連結財務書類」について
b
・国(一般会計及び特別会計)と連結対象法人(197法人)を一つの主体
としてみなし、国と連結対象法人の相互間取引を相殺消去して連結財
務書類を作成しています。