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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (16 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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勤務間インターバル制度の導入により期待される効果

勤務間インターバル制度の導入により、職員等がインターバル時間を確保できるようになれば、法人等に
は図表 2-3 にみるような効果がもたらされます。

図表 2-3





勤務間インターバル制度の導入により期待される効果



職員等の健康の維持・向上

メリット



職員等の確保・定着

メリット



生産性の向上

本事業における調査結果によると、

勤務間インターバル制度について

メリット

医療業の法人等が制度の導入によって
期待される効果の発現状況

勤務間インターバル制度の導入によっ
て、期待される効果が現れているかに

※単数回答

ついて、制度を導入している約2割強

(n=210)

の法人等が “ 期待される効果が現れた ”

24.3

と回答しています。
制度を導入している法人等の中には、

4.3
71.4

導入してから日が浅いこともあり、な
かなか効果を実感できていない可能性
もありますが、以下では、制度の導入
により得られる「代表的な3つのメリ

効果が現れた

ット」をご紹介します。

わからない

効果が現れていない

※無回答を除く
出所:本事業における調査結果

① 職員等の健康の維持・向上
図表 2-4 のとおり、インターバル時間が短くなるにつれてストレス反応が高くなること、インターバル時
間が 12 時間を下回ると起床時疲労感が残ることが明らかになっています。また、図表 2-5 の看護師を対象
とした調査からは、前月の夜勤の有無よりも、11 時間未満のインターバル時間の有無が翌月の病気休暇日数
に影響することがわかっています。つまり、このデータに基づいて試算すると、11 時間未満の休息時間とな
る日数が月に3回あると、翌月の病気休暇日数は約 21%増加すると考えられます。
これらの研究成果は、勤務間インターバル制度の導入による十分なインターバル時間の確保が、職員等の
健康の維持・向上につながることを示唆しています。

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