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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (37 ページ)
出典
公開元URL | https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf |
出典情報 | 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》 |
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② インターバル時間数の設定
次に、勤務終了時刻から次の勤務開始時刻までの間で、制度上確保すべきインターバル時間を検討します。
インターバル時間数は、労働時間はもちろんのこと、通勤時間や睡眠時間、生活時間等も考慮して設定
します。26 ページの「フェーズ1 ステップ1」で把握した労働時間等に関わる現状と課題を踏まえながら、
労使の話し合いにより定めましょう。
インターバル時間数の設定にあたっては、導入の目的を達成する範囲内で、実情に応じた時間数等がど
のようなものかをよく検討します。拘束力の強さに応じて「11 時間は望ましい水準、9時間は最低限確保
してほしい水準」等、異なるインターバル時間を設定することも考えられます。あるいは、導入開始時に
はインターバル時間数を「最低限確保してほしい水準」という考え方のもとで定め、運用状況に応じて順
次拡大等することも考えられます。
なお、勤務間インターバル制度の目的を踏まえると、インターバル時間数は、事業所内一律とすること
が基本です。ただし、「働き方が異なる」、「勤務形態・時間等に関する他制度の適用状況が異なる」等の実
情を踏まえ、特定の職員等に対して異なるインターバル時間数を設定することも考えられます。その際には、
異なるインターバル時間数を適用する理由を明確にし、職員等の理解を得るようにすることが重要です。
図表 4-5
原則
インターバル時間数の決定
すべての職員等(医師を除く。)に対して一律のインターバル時間数を設定する。
● 職員等の労働時間、通勤時間や睡眠時間、生活時間等も考慮して設定。
■「11 時間は望ましい水準、9時間は最低限確保してほしい水準」等、複数のインターバル時間数を設定
することも可能。
■ 特定の職員等に対して異なるインターバル時間数を設定する場合…
● 職階で分ける
例)「管理職は 11時間、非管理職は12時間」 等
● 職種で分ける
例)「看護職は 11 時間、その他の職種は 12 時間」等
● 所属部門で分ける
例)「○○部門は 11 時間、○○部門は 12 時間」等
● 事業所の所在地域で分ける
例)「首都圏の事業所は 12 時間、その他の地域は 11 時間」
● 夜勤負担で分ける
例)「夜勤交替制勤務者は○時間、その他勤務者は○時間」等
→ 異なるインターバル時間数を設定する理由とともに、
職員等の範囲とインターバル時間数を検討する。
《留意点》インターバル時間には通勤時間が含まれることを考慮
通勤時間はインターバル時間に含まれます。そのため、インターバル時間数の設定にあたっては、職
員等の通勤時間を考慮し、「休息が確保できているか」という観点に立つことが重要です。
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次に、勤務終了時刻から次の勤務開始時刻までの間で、制度上確保すべきインターバル時間を検討します。
インターバル時間数は、労働時間はもちろんのこと、通勤時間や睡眠時間、生活時間等も考慮して設定
します。26 ページの「フェーズ1 ステップ1」で把握した労働時間等に関わる現状と課題を踏まえながら、
労使の話し合いにより定めましょう。
インターバル時間数の設定にあたっては、導入の目的を達成する範囲内で、実情に応じた時間数等がど
のようなものかをよく検討します。拘束力の強さに応じて「11 時間は望ましい水準、9時間は最低限確保
してほしい水準」等、異なるインターバル時間を設定することも考えられます。あるいは、導入開始時に
はインターバル時間数を「最低限確保してほしい水準」という考え方のもとで定め、運用状況に応じて順
次拡大等することも考えられます。
なお、勤務間インターバル制度の目的を踏まえると、インターバル時間数は、事業所内一律とすること
が基本です。ただし、「働き方が異なる」、「勤務形態・時間等に関する他制度の適用状況が異なる」等の実
情を踏まえ、特定の職員等に対して異なるインターバル時間数を設定することも考えられます。その際には、
異なるインターバル時間数を適用する理由を明確にし、職員等の理解を得るようにすることが重要です。
図表 4-5
原則
インターバル時間数の決定
すべての職員等(医師を除く。)に対して一律のインターバル時間数を設定する。
● 職員等の労働時間、通勤時間や睡眠時間、生活時間等も考慮して設定。
■「11 時間は望ましい水準、9時間は最低限確保してほしい水準」等、複数のインターバル時間数を設定
することも可能。
■ 特定の職員等に対して異なるインターバル時間数を設定する場合…
● 職階で分ける
例)「管理職は 11時間、非管理職は12時間」 等
● 職種で分ける
例)「看護職は 11 時間、その他の職種は 12 時間」等
● 所属部門で分ける
例)「○○部門は 11 時間、○○部門は 12 時間」等
● 事業所の所在地域で分ける
例)「首都圏の事業所は 12 時間、その他の地域は 11 時間」
● 夜勤負担で分ける
例)「夜勤交替制勤務者は○時間、その他勤務者は○時間」等
→ 異なるインターバル時間数を設定する理由とともに、
職員等の範囲とインターバル時間数を検討する。
《留意点》インターバル時間には通勤時間が含まれることを考慮
通勤時間はインターバル時間に含まれます。そのため、インターバル時間数の設定にあたっては、職
員等の通勤時間を考慮し、「休息が確保できているか」という観点に立つことが重要です。
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