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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (23 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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勤務間インターバル制度の導入・運用に向けた取組の全体像

7ページの「第2章 勤務間インターバル制度について」では、勤務間インターバル制度の意義と概要を説
明してきました。事業主が勤務間インターバル制度を導入し、運用するための具体的な取組は、19 ページ
の図表 3-1 に示すように、労使の話し合いを土台とし、そのうえで4つのフェーズに沿って PDCA サイクル
を回しながら進めることが重要です。詳細は 25 ページからの「第4章 勤務間インターバル制度導入の手順」
をご覧ください。

フェーズ1

制度導入を検討する ⇒ 詳細は 26 ページへ

(ステップ1)制度導入に向けた具体的な検討を始める前に、労働時間等に関わる現状把握と課題抽出を行
います。
(ステップ2)制度導入が医療機関の運営にとってどのような意義があるかを確認したうえで、具体的な導
入目的を設定します。
(ステップ3)組織のトップ層が制度の実施についてコミットメントする姿勢を明確にします。

フェーズ2

制度を設計する ⇒ 詳細は 30 ページへ

(ステップ1)以下の7項目について検討し、具体的に制度を設計します。
① 適用対象の設定
② インターバル時間数の設定
③ インターバル時間を確保することによって、翌日の所定勤務開始時刻を超えてしま
う場合の取扱いの設定
④ インターバル時間を確保できないことが認められるケースの設定
⑤ インターバル時間の確保に関する手続きの検討
⑥ インターバル時間を確保できなかった場合の対応方法の検討
⑦ 労働時間管理方法の見直し
(ステップ2)制度の根拠規定を整備します(就業規則の改訂、労働協約の締結等)。

フェーズ3

制度を導入・運用する ⇒ 詳細は 45 ページへ

(ステップ1)管理職や職員等に、制度導入の意義や制度内容等を周知します。
(ステップ2)インターバル時間を確保しやすい環境づくりを進めます。

フェーズ4

制度内容・運用方法を見直す ⇒ 詳細は 50 ページへ

(ステップ1)制度導入から一定期間経過後、制度の効果検証、課題等の洗い出しを行います。
(ステップ2)課題が明らかになった場合には、制度内容・運用方法の見直しを行います。

※25 ページの「第4章 勤務間インターバル制度導入の手順」では、実際の取組手順に加え、すでに制度を導入している事
例を「法人等の事例」、よくある質問と回答を「Q/A コーナー」でご紹介しています。取組のコツを知りたい方は、それ
らもご参照ください。

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