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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (19 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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離職率が低下し採用の応募も増加

P.58

医療法人ロコメディカル 江口病院(佐賀県、一般病院、従事者数(医師を除く)187 名、2024 年制度導入)
勤務間インターバル制度の導入によって、離職率の低下は顕著です。3 ~ 4 年前には 4.8%~ 5%あっ
た離職率が去年は 2.8%に減少しました。タイトな人数で対応していた現場に余裕が生まれ「良かった」
との声も挙がっています。余剰人員を投入し人員増を図ったことで業務が分散され、残業の減少が定着
してきています。ホームページを見て、働きやすい職場と認知いただいたうえでの応募も増加しました。

採用面でポジティブな効果

P.60

医療法人保仁会 泉ヶ丘病院(福井県、一般病院、従事者数(医師を除く)280 名、2019 年制度導入)
求人票に記載しているほか、面接でも伝えていますが「完全週休二日制なうえ、インターバルも確保
されているなんてうれしい」とよく言われます。以前は、面接後に断られることもあったのですが、勤
務間インターバル制度導入後は少なくなりました。「もっと高い給料を提示してくれた病院もあります
が、しっかり休めるのが魅力なのでこちらで働きたい」と言われることもあります。

人材に配慮した環境整備の姿勢を示していると評価

P.62

公益社団法人出水郡医師会広域医療センター(鹿児島県、一般病院、従事者数(医師を除く)441 名、2016 年制度導入)
地方の医療機関は、採用難が大きな課題です。当センターも採用には苦労していますが、離職率は高
くありません。勤務間インターバル制度を含め人材に配慮した環境を作っていること、その姿勢を示し
ていることで残っていただけていると考えています。

③ 生産性の向上

医療業の法人等が制度を導入して具体的に現れた効果

勤務間インターバル制度の導入により、
職員等は「仕事に集中する時間」と「プラ
イベートに集中する時間」のメリハリをつ
けることができるようになるので、職員等
の仕事への集中度が高まることが期待でき
ます。
仕事への集中度が高まれば、医療・看護
等に係るサービスの水準が向上するのみな
らず、生産性の向上につながります。

※上位項目抜粋
(n=51)

0%

40%

60%

49.0%

時間外・休日労働の削減

47.1%

余暇時間の増加

43.1%

職員の健康の維持・増進

41.2%

業務の効率化、生産性の向上

39.2%

職場のチームワークの向上

27.5%

離職率の低下

25.5%

※無回答を除く

14

20%

職場の雰囲気の向上

80%

※期待される
「効果が現れた」
「やや効果が現れた」
を集計対象
出所:本事業における調査結果