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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (75 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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務時間内に投稿内容を作成できるようにしています。そのほか、SNS運用については運用規定(ルール)を作成し、
SNSが煩わしいものではなく便利なツールとしてうまく活用できるようにしています。
【介護士との協働】
22 時〜 6 時までの緊急訪問やエンゼルケアが必要な場合は、介護士も一緒に同行して訪問し、協働しながら緊
急対応やエンゼルケアを行っています。

(4)制度導入の効果

残業時間が確実に減りました。オンコールの心理的な負担が減ったことで、職員からは「プライベートが充実

した」
「割り切って業務から離れられてうれしい」という声があがっています。
採用面では、2020 年に看護職員の勤務体制変更をおこない、オンコール対応における看護師のファーストコー
ル対応を原則廃止としたことで、若年層の看護師からの応募がかなりの数にのぼりました。
「しっかりとお給料を
もらえるのであればぜひ訪問看護をやってみたい」というニーズが想像以上に高かったことを実感しています。

(5)制度の新規導入をめざす企業へのアドバイス

当社も実施したことですが、やはり導入前に職員一人ひとりからのヒアリングをしっかりしたほうがいいと思

います。インターバルを十分に確保することで職員にどんなメリットがあるのか、逆にどんなデメリットが出て
くるかということを、しっかり伝えたうえで、納得できる働き方を選択してもらうことが大切です。
また、同じ制度でも、一般の職員と管理職では感じ方が異なります。特に管理職に対しては、職員との板挟み
になってしまうと、かえって職員の管理がしにくくなってしまいます。現場の職員と管理職の双方としっかり話
し合い、声を聞いて運用に反映していくことをおすすめします。

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