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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (55 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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【フェーズ4】
ステップ1

制度内容・運用方法を見直す

制度の効果検証、課題等の洗い出し

制度導入から一定期間が経過したら、労働時間の管理方法やインターバル時間の確保状況はもちろん
のこと、導入目的に基づき期待していた効果が現れているかなどを検証し、課題等を洗い出します。こ
れらは制度導入後、定期的に行うことが望まれます。
その際には、職員等や管理職、労働組合等を対象にアンケート調査やヒアリング調査を行い、「隠れた
課題」がないかを確認することも重要です。
本事業における調査結果によると、制度を導入している多くの医療業では、制度導入後に課題と感じ
ることは「特になし」と回答しており、安定的に制度運用がなされているケースが多くみられます。一
方で、部署間の制度の活用度合の隔たりなどの課題も散見されることから、自法人等の取組に応じて適
宜見直しを図ることが必要です。

図表 4-19

制度の効果検証、課題等の洗い出し(例)

● 労働時間の管理方法
● 始業時刻がずれ込む場合の対応状況
● インターバル時間未確保時の手続き
● 職員等の制度に対する意見
● 導入目的に基づき期待していた/想定していなかった効果の発現状況
● 導入当初に想定していなかった課題
● インターバル時間の確保状況
● 適用除外理由の妥当性
● 管理職の職場でのマネジメント状況
● 得られた知見



《留意点》勤務間インターバル制度未適用者への影響を把握
たとえば「非管理職のみ」、「正規雇用職員のみ」等、勤務間インターバル制度の適用対象者を限定して
いた場合には、制度導入が制度未適用者に影響を及ぼしていないかも把握しましょう。制度適用者がイン
ターバル時間を確保するために仕事を制度未適用者に引き継ぎ、結果として制度未適用者の時間外労働が
増えてしまっては本末転倒です。

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