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医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル (31 ページ)

公開元URL https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/pdf/06.pdf
出典情報 医療業版 勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル(4/4)《厚生労働省》
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【フェーズ1】 制度導入を検討する
ステップ1

労働時間等に関わる現状の把握と課題の抽出

制度導入に向けた具体的な検討を始める前に、図表 4-1 に示した点について現状を把握することが必要
です。まずは就業規則等で定められている労働時間に関する規定を改めて確認します。そのうえで労働時
間(時間外労働や休日労働の有無や長さを含む)、通勤時間等を把握し、インターバル時間が十分に取れて
いるのか、十分に取れていないとすれば、どのような職員等がどのような理由でどの程度取れていないの
かを確認します。
なお、労働時間の現状を把握する際には、職員等本人やその上長、労働組合等から話を直接聞くことで、
「現
場の実態」を正確に捉えることが必要です。

図表 4-1

把握すべき労働時間等に関わる現状、課題

● 就業規則(労働時間に関わる部分)

● 職員等の労働時間に関するニーズ

● 実労働時間

●(交替勤務制等の場合の)勤務パターン

● 時間外労働の発生要因

● 時間外労働時間(休日労働を含む)

● 通勤時間

● インターバル時間



《留意点》インターバル時間の捉え方
労働時間の状況を把握する方法としては、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関す
るガイドライン」により、原則として、使用者が自ら現認することにより確認し、適正に記録することのほか、
タイムカード、IC カード、パソコン等の使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、適正に記
録することが定められています。
また、インターバル時間を確認するにあたっては、労働安全衛生法に基づいて把握された労働時間の状
況を基にする方法も考えられます。

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