(参考資料3)令和5年度厚生労働省予算案の主要事項 (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30572.html |
出典情報 | 社会保障審議会(第31回 1/30)《厚生労働省》 |
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総合的な診療能力を持つ医師養成の推進事業
令和5年度当初予算案
医政局医事課(内線)
億円(億円)※()内は前年度当初予算額
1 事業の目的
○
我が国においては、急速な高齢化が進行しており高齢者に特有な疾患を複数もつ患者が増加している。医療の専門
分化・高度化が進む中、臓器別・疾患別専門医の育成が進む一方で、患者個人の複数疾患や生活上の課題を総合的に
診ることができる医師が少ないことから、患者が複数の医療機関に頻繁に受診するといった状況がみられ、地域にお
いて幅広い領域の疾患等を総合的に診ることができる医師の確保が求められている。
○ 経済財政運営と改革の基本方針2019において、「臨床研修や専門研修を含む医師のキャリアパスも踏まえた実効性
のある地域及び診療科の医師偏在対策を推進する」こととされており、医師の地域偏在と診療科偏在の解消に向けた
取組のより一層の推進・充実を図る必要がある。
2 事業の概要・スキーム
3 実施主体等
♦実施主体:医師養成課程を有する学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条の規定に基づく大学
♦補助率:定額 ♦事業実績:令和3年度交付対象大学数→7大学
➢地域枠の医師や女性医師等のキャリア形成支援
医政局地域医療計画課(内線)
キャリア形成プログラム等運用支援事業
令和5年度当初予算案
百万円(ー)※()内は前年度当初予算額
1 背景
令和3年12月の「キャリア形成プログラム運用指針」の改正に伴い、各都道府県では、令和4年度から地域枠卒業医師等の派遣先について対象医師と大学
等の専門医の研修プログラム責任者等との調整や対象学生の支援を行う、「キャリアコーディネーター」を配置するとともに、令和5年度から地域医療に
従事することを希望する学生に対し、学生・臨床研修の期間を通じてその意思を継続することができるよう「キャリア形成卒前支援プラン」を適用するこ
ととしている。
このため、令和5年度以降は、キャリアコーディネーターがフォローすべき対象者が拡大されることに加えて、近年、修学資金を貸与された学生が増加し
ていることもあり、これまで以上にキャリア形成プログラムの運用面における質の向上を行うとともに、学生や医師のキャリア形成プログラム等への定着
を促進する観点からも、キャリアコーディネーターの質の向上及び対応策の標準化などを図る必要がある。
2 事業の概要・スキーム
各都道府県のキャリアコーディネーターの対応状況を集積し、統一的な対応マニュアルを作成・更新するとともに、全国のキャリアコー
ディネーター等からの相談受付やキャリアコーディネーターの質向上のための研修の実施等を通じて、キャリア形成プログラムの運用面を
向上させるとともに、地域枠医師等のキャリア形成プログラムへの定着を促進する取組に対する支援を行う。
●実施主体:委託事業(大学法人等への委託を想定)
○○県
・各種相談対応
・対応マニュアルの作成・更新
・コーディネーター研修の実施 等
キャリアコーディネーターの対応例
プログラムから離脱したい
県内で対応が難しい場合は直接相談も可能
地域枠医師等
キャリアコーディネーター
キャリア形成プログラムの運用面向上
受託者
キャリア形成プログラムへの定着促進(大学法人等を想定)
各種相談等
相談・面談等によるサポート
医学生
就業場所の調整、派遣調整
各種相談等、各都道府県の対応状況等の収集 等
キャリアコーディネーター
各都道府県キャリアコーディネーター
・結婚等による状況変化
・希望するコースがない
地域枠医師等
地域医療支援センター等
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キャリアコーディネーター
・ 一時中断期間や出産、子
育て期間の調整
・ 希望する病院で研修できる
よう新規コース作成の調整
プログラム責任者
大学病院等
キャリア形成支援と定着促進