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(参考資料3)令和5年度厚生労働省予算案の主要事項 (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30572.html
出典情報 社会保障審議会(第31回 1/30)《厚生労働省》
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<「賃上げ ・ 人材活性化 ・ 労働市場強化」雇用 ・ 労働総合政策パッケージ>

「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージ

令和4年10月28日公表
令和4年12月23日更新

【基本的な考え方】

・コロナ禍では、感染拡大防止に向けた行動制限等による経済活動の抑制に対し、企業の事業継続のための支援に加え、雇用調整助成金等の特例措置
を講じることで雇用維持に向けた支援を行い、経済状況が不安定化する中での雇用と暮らしの安定に貢献。

・一方、コロナ禍での緊急的・短期的な政策が長期化することにより、有効な人材活用が進まず、コロナ禍以前からの構造的な課題でもある労働供給
制約からくる人手不足の問題が再び顕在化しはじめている。
・また、個々人の意識の変化や構造変化が加速していく中で、個人の自律的なキャリア選択やライフステージに応じた多様な働き方へのニーズは高
まっており、そうした多様な働き方を行いながらも、労働市場での様々な機会を活用しながら、賃金が上昇していく仕組み作りが求められている。
・意欲と能力に応じた「多様な働き方」を可能とし、「賃金上昇」の好循環を実現していくため、中長期も見据えた雇用政策に力点を移し、これまで
の「賃上げ支援」に加えて、「人材の育成・活性化を通じた賃上げ促進」「賃金上昇を伴う円滑な労働移動の支援」「雇用セーフティネットの再整
備」の一体的な取組を推進していく。
・この一体的な取組を通じて、経済変化に柔軟で、個人の多様な選択を支える「しなやかな労働市場」を実現し、人材の活性化と生産性の向上を通じ
た賃金上昇のサイクルを目指す。

コロナ禍の緊急的・短期的政策

これからを見据えた雇用政策

(目的)コロナ禍での「雇用と暮らしの安定」の実現

(目的)「賃金上昇」とそれを支える「多様な働き方」の実現

(手段) 雇用維持支援、休業支援

(手段)賃上げ、人材育成・活性化、賃金上昇を伴う労働移動支援、
雇用セーフティネットの再整備の一体的な取組



厳しい経済状況の下で雇用維持に貢献



一方で、支援の長期化により、有効な人材活用
は停滞し、足下では人手不足の問題が再び顕在化

⇒ 個人の多様な選択を支える「しなやかな労働市場」の実現


人材の活性化と生産性の向上を通じた賃金上昇のサイクル

「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージ
「あらゆる層の賃上げ」を推進する
賃上げに
繋がる人
への投資

賃金の
底上げ

賃金上昇
を伴う労
働移動

①労働者の賃上げを支援する
 最低賃金の引上げなどを通じた労働者の賃上げ支援
②個人の主体的なキャリア形成を促進する

③安心して挑戦できる労働市場を創造する

 個人のキャリア選択・学びの支援
 新たな経験を通じた人材の育成・活性化
 ステップアップを通じた人材活用

 労働市場の強化・見える化
 賃金上昇を伴う労働移動の支援
 継続的なキャリアサポート・就職支援

④多様な働き方の選択を力強く支える
 次なる雇用情勢の悪化に備えた雇用保険財政の早期再建
 フリーランスが安心して働くことができる環境整備
 働き方・休み方の多様化、複線的なキャリア選択への対応

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