参考資料4 令和5年版「救急・救助の現況」 (105 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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実施の有無別の生存率
令和4年中に一般市民が心原性心肺機能停止の時点を目撃した傷病者は2万
8,834 人であり、一般市民が心肺蘇生を実施した傷病者は1万 7,068 人(59.2%)と
なっている。そのうち1ヵ月後生存者は 2,190 人、1ヵ月後生存率は 12.8%であり、
心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヵ月後生存率 6.6%と比較して約 1.9 倍高くな
っている。また、一般市民が心肺蘇生を実施した傷病者のうち1ヵ月後社会復帰者
は 1,508 人、1ヵ月後社会復帰率は 8.8%であり、心肺蘇生を実施しなかった場合
の1ヵ月後社会復帰率 3.3%と比較して約 2.7 倍高くなっている。
また、平成 25 年と比較すると、一般市民が心肺蘇生を実施した傷病者の 1 ヵ月後
生存率、1ヶ月後社会復帰率はそれぞれ 2.0 ポイント、1.9 ポイント低下した。
(第
94 図、第 95 表参照)
(参考)ウツタイン統計系統図
心肺機能停止傷病者数
142,728 人
心原性心肺機能停止
91,498 人
うち、目撃あり
36,080 人
分析対象
第94図
うち、一般市民目撃あり
救急隊等目撃あり
28,834 人
7,246 人
一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、一般市民による心肺
蘇生実施の有無別の生存率(令和4年)
一般市民が心原性心肺機能停止を
目撃した傷病者
28,834 人
うち、一般市民により心肺蘇生が
実施された傷病者
17,068 人
うち、一般市民による心肺蘇生が
実施されなかった傷病者
(a)
11,766 人
(d)
1ヵ月後、生存
入院後、死亡
1ヵ月後、生存
入院後、死亡
2,190 人 (b)
14,878 人
781 人 (e)
10,985 人
OPC/CPC
共に1又は2
OPC/CPC
共に1又は2以外
OPC/CPC
共に1又は2
OPC/CPC
共に1又は2以外
1,508 人 (c)
682 人
386 人 (f)
395 人
生存率 : b / a × 100 = 12.8 %
生存率 : e / d × 100 = 6.6 %
社会復帰率 : c / a × 100 = 8.8 %
社会復帰率 : f / d × 100 = 3.3 %
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