よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料4 令和5年版「救急・救助の現況」 (119 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

10. 一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、救急隊による除細動実施
の有無別の生存率(初期心電図波形がVF/無脈性VTの傷病者)
令和4年中に一般市民が心原性心肺機能停止の時点を目撃し、かつ初期心電図波
形がVF又は無脈性VTであった傷病者 4,308 人のうち、救急隊により除細動が実
施された傷病者の1ヵ月後生存率は 31.8%で、救急隊による除細動が実施されなか
った傷病者(適応でなかった傷病者を含む。)の1ヵ月後生存率は 34.1%であった。
また、救急隊により除細動が実施された傷病者の 1 ヵ月後社会復帰率は 20.8%
で、救急隊による除細動が実施されなかった傷病者(適応でなかった傷病者を含む。)
の 1 ヵ月後社会復帰率は 20.5%であった。
平成 25 年と比較すると、救急隊により除細動を実施された傷病者の 1 ヵ月後生
存率、1 ヵ月後社会復帰率はそれぞれ 1.6 ポイント、2.8 ポイント低下している(第
110 図、第 111 表参照)。
(参考)ウツタイン統計系統図
うち、一般市民目撃あり

28,834 人

分析対象

第110図

うち、初期心電図波形が
VF/無脈性VT波形

初期心電図波形が
VF/無脈性VT波形以外

4,308 人

24,526 人

一般市民が心原性心肺機能停止を目撃し、かつ初期心電図波形がVF又は
無脈性VTの傷病者で、救急隊による除細動実施の有無別の生存率(令和4
年)
一般市民が心原性心肺機能停止を
目撃した初期心電図波形がVF/VTの傷病者

4,308 人

うち、救急隊により除細動が
実施された傷病者

4,264 人

うち、救急隊による除細動が実施されなかった
(適応でなかった)傷病者

(a)

44 人

(d)

1ヵ月後、生存

入院後、死亡

1ヵ月後、生存

入院後、死亡

1,357 人 (b)

2,907 人

15 人 (e)

29 人

OPC/CPC
共に1又は2

OPC/CPC
共に1又は2以外

OPC/CPC
共に1又は2

OPC/CPC
共に1又は2以外

889 人 (c)

468 人

9 人 (f)

6 人

生存率 : b / a × 100 = 31.8 %

生存率 : e / d × 100 = 34.1 %

社会復帰率 : c / a × 100 = 20.8 %

社会復帰率 : f / d × 100 = 20.5 %

- 110 -