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参考資料4 令和5年版「救急・救助の現況」 (113 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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7. 一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、一般市民による心肺蘇生
実施の有無別の生存率(初期心電図波形がVF/無脈性VTの傷病者)
令和4年中に一般市民が心原性心肺機能停止の時点を目撃し、かつ初期心電図波
形がVF又は無脈性VTであった傷病者 4,308 人のうち、一般市民が心肺蘇生を行
った傷病者の 1 ヵ月後生存率は 34.8%、1 ヵ月後社会復帰率は 24.1%であり、心肺
蘇生が実施されなかった傷病者と比較し、1 ヵ月後生存率は約 1.3 倍、1 ヵ月後社会
復帰率は約 1.7 倍高くなっている。
また、平成 25 年と比較すると、一般市民が心肺蘇生を行った傷病者の 1 ヵ月後生
存率、1 ヵ月後社会復帰率はそれぞれ 0.1 ポイント、2.2 ポイント低下している(第
103 図、第 104 表参照)。
(参考)ウツタイン統計系統図
うち、一般市民目撃あり

28,834 人

分析対象

第103図

うち、初期心電図波形が
VF/無脈性VT波形

初期心電図波形が
VF/無脈性VT波形以外

4,308 人

24,526 人

一般市民が心原性心肺機能停止の時点を目撃し、かつ初期心電図波形がV
F又は無脈性VTで、一般市民による心肺蘇生実施の有無別の生存率(令和
4年)
一般市民が心原性心肺機能停止を
目撃したVF/VTの傷病者

4,308 人

うち、一般市民により心肺蘇生が実施された傷病者

うち、一般市民による心肺蘇生が
実施されなかった傷病者

2,853 人 (a)

1,455 人 (d)

1ヵ月後、生存

入院後、死亡

1ヵ月後、生存

入院後、死亡

994 人 (b)

1,859 人

378 人 (e)

1,077 人

OPC/CPC
共に1又は2

OPC/CPC
共に1又は2以外

OPC/CPC
共に1又は2

OPC/CPC
共に1又は2以外

688 人 (c)

306 人

210 人 (f)

168 人

生存率 : b / a × 100 = 34.8 %

生存率 : e / d × 100 = 26.0 %

社会復帰率 : c / a × 100 = 24.1 %

社会復帰率 : f / d × 100 = 14.4 %

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