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参考資料4 令和5年版「救急・救助の現況」 (59 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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(3)応急手当の実施及び救命効果
令和4年中の救急自動車による現場到着所要平均時間は約 10.3 分であるが、
それまでに一般市民による応急手当が適切に実施されれば、より高い救命効果が
期待できる。
令和4年中における全国の救急隊が搬送した全ての心肺機能停止傷病者のう
ち、救急隊到着時に一般市民により応急手当が実施されている場合の傷病者の1
ヵ月後の生存者数の割合は 5.9%で、応急手当が実施されていない場合の割合
4.7%を比較すると約 1.3 倍救命効果が高い。
全国の救急隊が搬送した心肺機能停止傷病者数のうち、心原性かつ一般市民に
より心肺機能停止の時点が目撃された傷病者で、救急隊が到着するまでに一般市
民により応急手当が実施されている場合の傷病者の1ヵ月後の生存者数の割合
は 12.8%で、応急手当が実施されていない場合の割合 6.6%と比較すると約 1.9
倍救命効果が高い(第 64 図参照)。
なお、一般市民により応急手当が実施された傷病者の割合は令和3年に減少し
たが、令和4年はわずかに増加した。(第 65 表参照)。
第64図

応急手当の実施及び救命効果 (令和4年)

R4年
全国の救急隊員が搬送した
心肺機能停止傷病者数

突合

142,728人
【28,834人】

142,728
28834

一般市民により応急手当が
実施された傷病者数

突合
69,718
11766

73,010人
【17,068人】

そのうち1ヵ月後生存者数

突合
3,276
781

増減数

4,303人
(5.9%)
【2,190人 (12.8%)】

増減数 増減率
7726

11.8%

1843

12.1%

増減数 増減率
246

6.1%

37

1.7%

13584

10.5%

2334

8.8%

一般市民により応急手当が
実施されなかった傷病者数

69,718人
【11,766人】

そのうち1ヵ月後生存者数

3,276人
【781人

増減率

(4.7%)
(6.6%)】

増減数
5858
491

増減数
28
-10

(注) 各々の項目のうち【 】内は、心原性かつ心肺機能停止の時点が一般市民により目撃された傷
病者数である。一般市民がAEDを使用した応急手当の詳細は、第4章救急蘇生統計に記載。

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