参考資料4 令和5年版「救急・救助の現況」 (98 ページ)
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公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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性VT波形の生存率(都道府県別の 10 ヵ年集計、10 ヵ年推移)
令和4年中に一般市民が心原性心肺機能停止の時点を目撃した傷病者2万 8,834
人のうち、初期心電図波形がVF又は無脈性VTの傷病者は 4,308 人であり、その
うちの 1 ヵ月後生存者は 1,372 人、1ヵ月後生存率は 31.8%であった。また、1ヵ
月後社会復帰者は 898 人であり、1ヵ月後社会復帰率は 20.8%であった(第 87 図
第 88 図及び別表 20 参照)。
都道府県別の令和4年中の一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者で初
期心電図波 形がVF 又は無脈性VTの傷病者の1ヵ 月後生存率は、和歌山県
(52.8%)、岡山県(50.0%)
、高知県(50.0%)等が高く、1ヵ月後社会復帰率に
ついては、和歌山県(36.1%)、徳島県(33.3%)、高知県(33.3%)等で高くなっ
ている(別表 20 参照)。
また、平成 25 年から令和4年までの 10 ヵ年の推移でみると、一般市民が目撃し
た心原性心肺機能停止傷病者で初期心電図波形がVF又は無脈性VTの傷病者の
1ヵ月後生存率及び1ヵ月後社会復帰率は増加傾向であったが、令和2年からは減
少している(第 87 図、第 88 図)。
10 ヵ年集計における都道府県別の1ヵ月後生存率は、福岡県(46.9%)、愛知県
(45.3%)、石川県(44.7%)等で高く、1ヵ月後社会復帰率については、福岡県
(34.3%)、滋賀県(32.7%)、愛知県(31.2%)等が高くなっている(別表 21 参
照)。
第87図
一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、初期心電図波形がVF
又は無脈性VTの1ヵ月生存率の推移(10 ヵ年推移)
1ヵ月後生存者数
1ヵ月後生存率
40.0%
31.6%
33.9%
35.4%
36.4%
35.6%
36.2%
37.8%
35.6%
(人)
32.4%
31.8%
2,000
30.0%
1,500
20.0%
1,000
10.0%
500
1,584 1,616 1,650 1,779 1,712 1,695 1,699 1,606 1,417 1,372
0.0%
0
平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
第88図
一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、初期心電図波形がVF
又は無脈性VTの1ヵ月後社会復帰率の推移(10 ヵ年推移)
1ヵ月後社会復帰者数
1ヵ月後社会復帰率
30.0%
25.0%
22.4%
23.0% 24.8%
25.1%
(人)
24.1%
25.1%
25.5%
23.0%
21.3%
20.8%
1,200
1,000
20.0%
800
15.0%
600
10.0%
5.0%
1,400
400
1,123 1,095 1,155 1,224 1,159 1,174 1,144 1,039
928
898
200
0
0.0%
平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
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