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令和5年 国民健康・栄養調査報告 全体版 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r5-houkoku_00001.html
出典情報 令和5年 国民健康・栄養調査報告(3/25)《厚生労働省》
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調査の概要

8.本書利用上の留意点
(1)栄養素等摂取量の算出
栄養素等摂取量の算出には,文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会
「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)


「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)
追補 2016 年」

「日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)追補 2017 年」及び「日本
食品標準成分表 2015 年版(七訂)追補 2018 年」
(以下「成分表 2015」という。
)を
使用した。食物繊維の摂取量について,日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)追
補 2018 年の「炭水化物成分表 別表1」に収載されている食品は,AOAC2011.25
法による値を用いて算出し,水溶性は高分子量水溶性の値のみを適用している。
栄養素等摂取量は,調理後(ゆで,焼き等)の成分値が成分表 2015 に収載さ
れている食品は,これを用いた。また,その他の食品については,成分表 2015
に収載されている調理による「重量変化率」を加味して算出した。
(2)食品群分類
食品群分類は,国民健康・栄養調査食品群別表(17 〜 22 頁)のとおりである。
なお,「バター(小分類 76)」と「動物性油脂(小分類 79)」は,動物性食品とし
て取り扱っているので注意されたい。また,平成 13 年国民栄養調査より,以下
の点について変更されている。
ア. 分類
「ジャム」は「砂糖類」から「果実類」に,
「味噌」は「豆類」から「調味料・
香辛料類」に,「マヨネーズ」は「油脂類」から「調味料・香辛料類」に分類。
イ. 重量
食品の重量は,調理を加味した数量となり,
「米・加工品」の米は「めし」

「か
ゆ」など,「その他の穀類・加工品」の「干しそば」は「ゆでそば」など,「藻
類」の「乾燥わかめ」は「乾燥わかめ・水戻し」など,
「嗜好飲料類」の「茶葉」
は「茶浸出液」などで算出。野菜類の「漬物」などはそのままの重量を用いた。
また,平成 30 年国民健康・栄養調査より,成分表 2015 の導入に伴い,「だい
こん」及び「しょうが」の「おろし・おろし汁」などはそのままの重量を用い
た。なお,調理に用いた水分(液状だしを含む)は重量には含めなかった。
(3)食品群/栄養素等摂取量の分布
国民健康・栄養調査の結果からは,中央値(または平均値)を情報として活用
することはできるが,1日分の食事内容の調査であるため,習慣的な摂取量の分
布曲線を得ることはできない。1日調査で得られる摂取量の分布曲線は,その幅
がかなり広くなり,推定平均必要量未満の人の割合を過大に評価するおそれがあ
るため,注意が必要である。
(参考)「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」策定検討会報告書

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