資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (216 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
1497
61歳
女
2021年8月17日
2021年11月25日 不明
2回目
専門家による評価【令和4年9月2日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
関節リウマチ、SLEを基礎疾患とし
て外来治療を継続中。右被殻出
血。
ワクチン接種後より、進行する全身
血球貪食性リンパ組織球症
関節痛、四肢不全麻痺、意識障害
で発症し、経過で汎血球減少、フェ
リチン高値などから血球貪食症候
群と診断。免疫抑制治療や抗がん
血球貪食症候群、多数臓器に及ぶ
剤治療を施行するも再燃を繰り返
悪性リンパ腫浸潤
し、全身状態が悪化し、死亡。剖検
にて、多臓器に及ぶ悪性リンパ腫浸
(〜4/13の情報に基づく)
潤が見つかり精査中。
剖検により、多数臓器に及ぶ悪性リ
ンパ腫浸潤/多臓器血管に浸潤す
る異常リンパ球系細胞が観察され、
リンパ腫
血管内大細胞型リンパ腫(IVL)が背
景疾患として診断された。
ワクチンと死亡との
因果関係評価
★
(評価記号 )
解剖
関連あり
有(SLE)
γ
胸部CT
評価不能
有(細菌感染に
よる肺炎、心筋
梗塞後遺症、
うっ血性心不
全)
γ
有(解剖もなく、
詳細は不明で
す。)
γ
有(基礎心疾患
の自然増悪)
γ
コメント
(コメント無し)
専門家による評価【令和4年10月7日時点】
ワクチンと死亡との
因果関係評価
★
(評価記号 )
γ
評価に用いた報告内容
資料番号
肺炎
うっ血性心不全
1498
83歳
女
2022年2月18日
2022年2月21日
FL7646
3回目
(コメント無し)
※〜8/5から変更なし。
γ
(コメント無し)
※〜9/2から変更なし。
細菌性肺炎
心筋梗塞
1499
1500
82歳
90歳
男
女
2022年2月19日
2021年6月18日
2022年2月23日
2021年8月6日
FK8562
FA4597
3回目
2回目
基礎疾患あり。高血圧症、肥大型心
筋症、高脂血症、心房細動などで服
薬中。内服内容は、アイミクスHD、
フルイトラン、テノーミン、アダラート
CR、リピトール、レスタス、アルドメッ
ト、タンボコール、リクシアナなど。ピ
リン系にアレルギー疑い。最近1ヶ
月以内のワクチン接種歴はなし。家
族によると、1週ほど前に感冒疑い。
心筋梗塞疑い
ほぼ改善していたが、やや元気の
ない様子。
接種後、特に発熱、咽頭痛、咳嗽な
ど明らかな症状は出現していない様
子。やや元気がない程度と。3回目
接種4日後、家族が外出から帰っ
て、倒れているところを発見。救急
搬送されたが、蘇生に反応せず、死
亡確認。
基礎疾患に重症心不全
2回目接種後2週の間に体動時呼吸
困難増悪、全身浮腫出現した。接種
後10日目の採血でNT-ProBNP値が 心筋炎、基礎心疾患の自然増悪
19, 000から35, 000に増加。14日目の
心エコー検査で心拡大の進行と左
室収縮悪化を認めた。
心筋梗塞
不明
評価不能
心筋炎
血液検査、心エ
コー、心電図
関連あり
(コメント無し)
※〜8/5から変更なし。
画像検査や血液検査所見の情報が乏しく、心筋炎と判断
できない。重症心不全の自然増悪の可能性を否定できな
い。
※〜8/5から変更なし。
状態悪化
216
γ
γ
症例No
本例は剖検にて血管内大細胞型リンパ腫(IVL)と診断さ
れ、IVLがワクチンにより惹起されたと記載されています
が、IVLがワクチン接種3週後で全身性病変として完成す
るとは考えられません。実際、「IVLが背景疾患と診断され
た」と記述されてます。
一方、血球貪食症候群(HPS)は重篤な感染症やリンパ腫
を基礎として急激に発症することが知られています。すな
わち、本例ではワクチン接種と無関係にIVLが存在し、ワ 資料1-2-2-1 18131
クチン接種によりHPSへと進展(あるいは合併)した可能
性がある。ワクチン接種により免疫状態の撹乱によりHPS
へと進展した可能性は否定できないが、ワクチン接種が
IVLと関係していることを証明するには「情報不足である」
と考えます。以上より、副作用/ 有害事象の項目の「リン
パ腫浸潤(IVL)惹起」は情報不足と判断しました。また、
HPSについては否定も肯定もできないと思います。
(〜9/2の情報に基づく)
高血圧、糖尿病、脳出血(35歳)、心
筋梗塞(63歳)
デイサービス利用時に呼吸不全あ
り(SpO270%)とのことで救急搬送さ 急性肺炎、うっ血性心不全、呼吸不
全増悪、細菌性肺炎、心筋梗塞
呼吸不全
れた。胸部CTで心拡大、胸水、両
肺の浸潤影あり。急性肺炎、うっ血
(〜4/13の情報に基づく)
性心不全と診断した。抗生剤投与、
酸素投与で治療したが、呼吸不全
悪化し、死亡確認。
注2
コメント
(コメント無し)
※〜9/2から変更なし。
画像検査や血液検査所見の情報が乏しく、心筋炎と判断
できない。重症心不全の自然増悪の可能性を否定できな
い。
※〜9/2から変更なし。