一般診療所・歯科診療所・病院・医師調査

（6） 一般名処方による処方箋を発行していない理由
一般診療所調査、歯科診療所調査、病院調査、医師調査において、一般名処方による処
方箋の発行がないと回答した場合、発行していない理由を尋ねたところ、以下のとおりで
あった。
一般診療所のうち外来後発医薬品使用体制加算の届出あり施設（87 施設）では「一般名
では分かりにくく、医療従事者が混乱するため」が 16.1％、外来後発医薬品使用体制加算
の届出なし施設（31 施設）では 45.2％であった。
歯科診療所調査全体（532 施設）では「特に理由はない」が 28.0％であった。
病院調査のうち「特段の条件なし」で抽出した施設（53 施設）では「現在のシステムが
一般名処方に対応していないため」が 62.3％であった。
医師調査のうち「特段の条件なし」で抽出した施設の医師（88 人）では「現在のシステ
ムが一般名処方に対応していないため」が 46.6％であった。
図表 3-76 一般名処方による処方箋を発行していない理由（複数回答）
（一般名処方による処方箋の発行なし）
＜一般診療所＞
0%

20% 40% 60% 80% 100%

オーダリングシステムや電子カルテが未導入で
あるため
現在のシステムが一般名処方に対応していない
ため
処方箋が手書きのため

25.3
22.6
14.9
6.5
6.9
6.5

一般名では分かりにくく、医療従事者が混乱す
るため

16.1
45.2

一般名では分かりにくく、患者が混乱するため

10.3
22.6

手間が増えるため

12.6
25.8

保険薬局がメーカーを選択できることに疑問や
不安があるため

2.3
6.5
19.5
19.4

その他
特に理由はない
無回答

11.5
3.2
20.7
3.2

【抽出条件②】①以外の診療所のうち、外来後発医薬品使用体制加算の届出施設 n=87
【抽出条件③】①以外の診療所のうち、外来後発医薬品使用体制加算を届け出ていない施設 n=31

215

217