会議資料 (36 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00036.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第62回 3/13)《厚生労働省》 |
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無)
備考
本薬に感性の嫌気性菌として、Bacteroides fragilis をはじめとするバ
クテロイデス属、フゾバクテリウム属、ユーバクテリウム属、クロ
ストリジウム属、嫌気性レンサ球菌が特記されている。
(2) 欧米等6カ国での標準的使用状況について
1)米国
ガイドライン名
Diagnosis and Management of Complicated Intra-abdominal Infection in
Adults and Children: Guidelines by the Surgical Infection Society and the
Infectious Diseases Society of America 5)
効能・効果
X. WHAT ARE APPROPRIATE ANTIMICROBIAL REGIMENS FOR
(または効能・効果に関
PEDIATRIC PATIENTS WITH COMMUNITY-ACQUIRED INTRA-
連のある記載箇所)
ABDOMINAL INFECTION?
64. 発熱と腹痛があり、複雑性虫垂炎やその他の急性腹腔内感染症
の可能性が低いすべての小児に対しては、広域スペクトルの薬剤を
日常的に使用しない。(エビデンスレベル:Ⅲ、推奨度:B)
65. 小児の複雑性腹腔内感染症(以下、
「cIAI」)患者に対する抗菌薬
療法の選択は、感染源(市中感染か医療感染か)
、重症度及び特定の
小児の年齢層における抗菌薬の安全性を考慮して行うべきである。
(エビデンスレベル:Ⅱ、推奨度:A)
66. cIAI の小児患者に対する許容可能な広域抗菌薬レジメンには、ア
ミノグリコシド系レジメン、カルバペネム系レジメン(イミペネム、
メロペネム、エルタペネム)、β-ラクタム/β-ラクタマーゼ阻害薬配合
剤(ピペラシリン-タゾバクタム、チカルシリン-クラブラン酸塩)又
は次世代セファロスポリン(セフォタキシム、セフトリアキソン、
セフタジジム、セフェピム)及びメトロニダゾールとの併用がある。
(エビデンスレベル:Ⅱ、推奨度:B)
67. β-ラクタム系抗生物質に重篤な反応を示す cIAI の小児患者には、
シプロフロキサシンとメトロニダゾールの併用又はアミノグリコシ
ド系抗菌薬をベースとしたレジメンが推奨される。
(エビデンスレベ
ル:Ⅲ、推奨度:B)
68. 新生児の壊死性腸炎は、輸液蘇生、広域抗生物質(抗真菌薬を含
む可能性あり)の静脈内投与、腸管減圧により管理する。腸穿孔の
証拠がある場合は、開腹術又は経皮的ドレナージからなる緊急手術
介入を行うべきである。手術中にグラム染色と培養を行うべきであ
る。(エビデンスレベル:Ⅲ、推奨度:B)
69. cIAI の新生児患者に有用な広域スペクトル抗生物質には、アンピ
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