会議資料 (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00036.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第62回 3/13)《厚生労働省》 |
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用法・用量は、負荷用量として本薬 15 mg/kg、維持用量として本薬 7.5 mg/kg を 8 時間毎
(在胎週数 40 週以下)又は 6 時間毎(在胎週数 40 週超)に最大 10 日間静脈内投与とされ
た。また、追加の抗菌薬治療を含む本薬以外の治療は、各医療機関の標準的治療が行われ
た※11。
有効性について、試験薬投与終了後 30 日における治癒成功※12 の達成割合は 53/55 例
(96%)であった。
安全性について、有害事象は 18/55 例(33%)に認められ、2 例以上に認められた有害事
象は貧血及び低カリウム血症であった。重篤な有害事象は 3 例(心肺不全、乳児無呼吸症、
網膜剥離)に認められ、死亡に至った有害事象が 1 例(心肺不全)に認められたが、いず
れも試験薬との因果関係はなしと判断された。
※11 追加の抗菌薬治療としてよく使用されたものは、GEN(24%)、PIPC/TAZ(11%)及び ABPC(7%)で
あった。
※12 以下のすべての基準を満たす場合に治療成功とされた。
1)生存、2)細菌血液培養が陰性、3)SNAPⅡの基準に基づく臨床的治癒スコア>4
<海外における症例報告>
要望内容に係る本薬注射剤の海外症例報告は表 6 のとおりであった。
表 6 要望内容に係る本薬注射剤の海外症例報告
文 献 番 対象疾患・患者 原因菌
治療内容及び MNZ の用法・用量 有効性
安全性
号.
敗血症
11
敗血症
Fusobacterium
<治療内容>
回復
記載なし
23 カ月齢
necrophorum
MTZ、CP+ABPC、penicillin
<MNZ 用法・用量>
初回用量:15 mg/kg
維持用量:7.5 mg/kg、6 時間毎
12
腹腔内敗血症、 Bacteroides fragilis
<治療内容>
回復
記載なし
細菌性髄膜炎
MNZ+ABPC+oxacillin+TOB、
年齢不明
CP
<MNZ 用法・用量>
30 mg/kg/日
13
敗血症
Clostridium
<治療内容>
回復
記載なし
2歳
symbiosum
MEPM+LZD→CTX/SBT+MNZ
<MNZ 用法・用量>
用法・用量記載なし
深在性皮膚感染症
14
筋壊死
Clostridium septicum <治療内容>
好 中 球 数 記載なし
14 歳
CAZ→CAZ+MNZ+外科的デブ が 回 復
リードマン→PCG+外科的デブ し 、 そ の
リードマン→PIPC/TAZ
後の抗菌
<MNZ 用法・用量>
薬の変更
30 mg/kg/日
及び外科
的処置に
より回復
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
15
術後感染症
Streptococcus
<治療内容>
退院
LZD + CTRX
11 歳
constellatus
、 鼻腔及び前頭頭頂部の洗浄+デ
+ MNZ 併 用
Prevotella buccae 、 ブリードマン→VCM+CTRX+
で、末梢神経
Prevotella denticola、 MNZ→LZD+CTRX+MNZ
障害が発現
Eikenella corrodens 、 <MNZ 用法・用量>
(治療終了後
Staphylococcus
500 mg を 8 時間毎(30.5 mg/kg/
7~8 週で回
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