よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


会議資料 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00036.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第62回 3/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要望番号;Ⅲ-④-12
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
1) Lo¨fmark et al. Metronidazole Is Still the Drug of Choice for Treatment of Anaerobic Infections.
Clin Infect Dis 2010; 50: S16-23 33)
嫌気性菌感染症治療薬としてのメトロニダゾールの使用実態等に関する総説。
小児においては、腹腔内感染症に対してセフロキシム又はセフトリアキソンとメトロニ
ダゾールの併用療法が推奨されている旨が記載されている。
(3)教科書等への標準的治療としての記載状況
<海外における教科書等>
1) Long SS et al. Principles and Practice of Pediatric Infectious Diseases 6th edition. Saunders
202234)
以下のように記載されている。
190. Clostridium difficile
初発の C.difficile 感染症に対する処置は、前駆症状を引き起こす抗菌薬を中止すること及
びメトロニダゾール(経口又は静脈内投与)又はバンコマイシン(経口投与のみ)での治
療開始である。
192. Bacteroides and Prevotella Species and Other Anaerobic Gram-Negative Bacilli
抗菌薬に対する耐性機構は様々だが、β-ラクタマーゼ産生は臨床的に最も重要である。
すべての B. fragilis 属の菌株は β-ラクタマーゼを産生し、Prevotella、Porphyromonas、
Fusobacterium、B. wadsworthia、Bacteroides splanchnicus の多くの臨床分離株と同様に、ペニ
シリン系抗菌薬に耐性を示す。β-ラクタマーゼ産生嫌気性グラム陰性菌に対して in vitro で
活性のある薬剤には、メトロニダゾール、クリンダマイシン、クロラムフェニコール、セ
フォキシチン、カルバペネム系抗菌薬、並びにペニシリン系抗菌薬及び β-ラクタマーゼ阻
害薬の組み合わせ(アンピシリン-スルバクタム、アンピシリン-クラブラネート、チカルシ
リン-クラブラネート、ピペラシリン-タゾバクタム等)がある。
263. Entamoeba histolytica (Amebiasis)
侵襲性赤痢アメーバ症に対してはメトロニダゾール及び抗嚢子薬を処置すべきである。
<日本における教科書等>
該当なし。

18

47 / 235