歴史の転換点における財政運営 (101 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》 |
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開発の裾野を広げ、適切な参入と競争を促す仕組みを検討すべきである。
〔資料Ⅱ-3-36 参照〕
⑦ H3ロケットの開発再延期
現在開発中の H3ロケットについては、メインエンジンである LE-9
エンジンに令和2年(2020 年)5月に二つの不具合(燃焼室内壁の開口
及び液体水素ターボポンプ(FTP)タービンの疲労)が発生したため、令
和2年度(2020 年度)中の試験機 1 号機の打ち上げが令和3年度(2021
年度)中に延期された。この延期に伴い、総開発費用見込みも約 1,909 億
円から約 2,061 億円へと大きく上昇していた。
その後、
・ 燃焼室内壁の開口については対応策を確立したものの、
・ FTP タービンの疲労を受けたターボポンプについては引き続き対応
が必要なため、
試験機1号機の打ち上げを再延期することになった。
再延期によって開発費用が増加する場合には、契約相手方の貢献度を
高めるなど、開発費用を抑制するための新たな方策を講じるべきである。
〔資料Ⅱ-3-37 参照〕
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