資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (103 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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日付不明
右眼瞼腫脹を自覚し、近医眼科を受診した。症状は日によって変動が
あったが、点眼加療にて改善なく、精査加療目的に当院眼科を紹介受
診した。右眼下転障害を認め、下方視時に複視があった。眼窩痛や眼
球運動時痛はなかった。眼窩 MRI にて、右涙腺腫大と上眼瞼挙筋、上
直筋の眼球付着部側に限局した炎症所見を認めた。既往に自己免疫性
疾患や甲状腺機能異常はなく、血液検査では、眼窩炎症の原因んとな
りうる各種抗体、IgG4 は陰性であった。その後、症状は速やかに改
善傾向を示したため、無治療で経過観察し、発症 2 カ月後には症状は
消失した。眼窩 MRI でも、右涙腺の軽度腫大は残存していたが、その
他の所見は改善した。発症 6 カ月後の時点では再発を認めなかった。
報告時、特発性眼窩炎症の転帰は軽快であった。
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