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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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本剤 1 回目を接種した。

2021 年 9 月 15 日

ワクチン接種 24 日後、高熱(39.0℃)及び咽頭痛が発現した。

抗生物質と解熱薬による初期治療後、持続性のスパイク状熱、高 CRP
レベル、白血球増加症、及び下肢のサーモンピンク発疹により入院し
た。

臨床検査の結果は、白血球数 15, 350/μL(好中球 80.2%、リンパ球
13.0%)、Hb 15.4 g/dL、血小板 50.7×104/μL、血沈 120 mm/h、AST
25 U/L、ALT 46 U/L、LDH 170/L、ALP 81 U/L、γ-GTP 177 U/L、CRP
10.52 mg/dL、及び血清フェリチン 1, 263 ng/mL であった。リウマチ
因子は弱陽性(29 IU/mL)であり、抗 CCP 抗体及び ANA は陰性であっ
た。血液及び尿培養、SARS-CoV-2 及び EBV に対する PCR、並びに抗パ
ルボウイルス B19 免疫グロブリン M 抗体はすべて陰性であった。マク
ロファージ活性化症候群を伴わないスチル病であり、持続性のスパイ
ク熱、咽頭痛、多発性関節炎、典型的な発疹、白血球増加症(好中球
80%)、血清肝酵素レベルの上昇、及び高フェリチン血症に基づき、
スチル病と診断された。

日付不明

経口プレドニゾロン(0.5 mg/kg)40 mg/日の投与後に改善し、退院
した。

日付不明

プレドニゾロンを 10 mg/日に減量し、再発は認められなかった。

本報告時、スチル病の転帰は回復。

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