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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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2021/08/25

09:00

再び胸痛あり病院再診。心筋炎を疑われ当院救

急搬送となる。心電図でⅠ、Ⅱ、Ⅲ、aVf、V5、V6 で ST 上昇あり、
白血球 9200、CRP4.52、CK1092、CK-MB102.7、AST104、ALT58、
LDH293、TnI、9.3789、ミオグロビン 105.8、NT-proBNP164。TTE にて
EF55-60%、むらのある軽度な左室後壁の運動低下あり、心筋炎として
矛盾なし。

2021/08/28

症状消失し、CK 正常化したため CCU から一般病棟に転

棟。心電図の ST も改善継続。

2021/08/31

TTE 再検では、2021/08/26 に指摘された左室後壁の運動

低下は観察されず、心機能は正常範囲内。

2021/09/02

症状の回復を確認。自宅退院となった。

2021/09/28

外来で心臓 MRI を実施。EF 45.9%、SV 62.3 mL、CO 4.3

L/min、CI 1.9 L/min/m2、ED/ES volume 135.84/73.51 mL、左室側下
壁外膜側優位の LGE を認め、心筋炎による心筋障害、線維化を反映し
た所見として比較的典型的な所見と考える。鑑別として心臓サルコイ
ドーシスが挙げられるが、LGE の分布や被接種者背景等からも前者を
より疑う。

2021/10/01

外来受診。違和感なし、激しい運動は避けている。心電

図上はⅡ、Ⅲ、aVf の ST 上昇が残存。

2022/02/25 外来心エコーに予約があったが受診されず。

本報告時

心筋炎、心サルコイドーシスの転帰は軽快。

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