資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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LITERATURE REFERENCE:
Makoto Sugasawa, Toshiun Kimura, Shoko Yoshimoto, Shunsuke
Iji. Intratumoral hemorrhage with brainstem edema in
vestibular schwannoma after covid-19 vaccine: A case report.
The 148th Annual Meeting of the Kanto Branch of the Japan
Society of Neurosurgery.
Sugasawa S, Kimura T, Bae Y, Kumasaka T, Ichi S. Two cases of
rare intratumoral hemorrhage following COVID-19 vaccination.
Cureus. 2022;14(12):e32400
25803
聴神経腫;
放射線療法;
腫瘍内血腫;
潜函病;
顔面麻痺
聴神経腫
併用薬の報告なし。
既往歴には、前庭神経鞘腫、潜函病、及び定位放射線手術があった。
日付不明
本剤 3 回目の接種。接種翌日、右舌の違和感に気付いた。さらに、右
顔面のしびれ、歩行時のめまいがあり、当院を受診した。MRI にて腫
瘍内出血と腫瘍周囲の広範な浮腫を疑う所見を認めた、時折、眼輪筋
の攣縮が認められた。患者は舌の右半分の感覚障害及び味覚変化も訴
えた。歩行障害や四肢麻痺などの小脳性運動失調は認められなかっ
た。患者の症状は MRI 所見と一致したため、腫瘍は外科的に切除され
た。術後、歩行中の顔面のしびれとめまいは改善した。顔面神経麻痺
は HB グレード I に改善した。迅速病理診断は神経鞘腫であった。腫
瘍周囲に陳旧性血腫やグリオーシスなどの組織を認め、腫瘍内部の大
部分は血腫成分であった。本症例では、 COVID-19 ワクチン接種直後
に症状が悪化した。
本報告時、腫瘍内血腫及び聴神経腫の転帰は不明。顔面麻痺の転帰は
回復。
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