資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (115 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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気分変化、潮紅、ほてり、呼吸困難、呼吸窮迫、アナフィラキシー反応、皮
膚症状の転帰は不明。
本例は医薬品医療機器総合機構を通じて入手した予診医による予防接種後副
反応疑い報告書(厚生労働省受付番号:v2210003386)である。
接種前の体温:36 度 6 分
予診票での留意点は無し。
アナフィラキシ
ー反応;
低血圧;
26218
2022 年 12 月 01 日 13 時 50 分
スパイクバックス(2 価:起源株/オミクロン株 BA.1)5 回目を接種した。
呼吸窮迫;
悪心;
頻呼吸
2022 年 12 月 01 日 14 時
呼吸が苦しそうな様子を発見し、SpO2 89%であり、ベッドに移動した。前日
まで誤嚥性肺炎で入院して、座位による体力への負担も考えられたが、収縮
期血圧が通常は 140 だが 100mmHg 程度であり、アナフィラキシーを否定でき
ないと判断した。もともと十分に意思は確認できないが、嘔気がありそうな
様子だった。その他、消化器、皮膚、粘膜症状は認めなかった。
14 時 11 分に 0.1%アドレナリン 0.4ml を左大腿外側に筋注した。頻呼吸は改
善し、血圧は 120mmHg 程度となったが、徐々に症状が再燃した。
14 時 23 分に同様にアドレナリンを投与した。その後、救急隊により搬送され
た。
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