資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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ある。
患者は 1 歳 4 か月時に ABO 血液型-同一の父親からの肝臓の左外側区
域を移植片として、胆道閉鎖症からの末期肝疾患に対し生体肝 LT を
受けており、 17 歳時に CR により生じた進行性移植片肝機能不全の
ため、DDLT を受けていた。DDLT 後、軽度から中等度の ACR と CR が再
発したが、 4 種類の免疫抑制剤(タクロリムス、ミコフェノール酸
モフェチル、プレドニゾロン、エベロリムス)でコントロールされ
た。
日付不明
本剤 1 回目を接種した。肝機能異常は認められなかった。チャイル
先天性胆管欠損;
26164
肝移植拒絶反応
慢性肝不全;
肝移植
ド・ピュースコアは 6 ポイント(AST 20 U/L、ALT 29 U/L、GGTP1088
U/L、T-Bil 1.7 mg/dL、Alb 3.4 g/dL、PT-INR 0.87)であった。
日付不明
本剤 2 回目を接種した。肝機能異常は認められなかった。
日付不明
コミナティ 3 回目を接種した。
日付不明
3 回目のワクチン接種後 14 日目、肝胆道系酵素が上昇した(AST 204
U/L、ALT 252 U/L、GGTP 1257 U/L、T-Bil 2.0 mg/dL、Alb 3.8
g/dL、PT-INR 0.94)。
3 回目のワクチン接種後 17 日目、肝生検検体で中等度の ACR 再発及
び CR が示された。患者はステロイドボーラス療法とエベロリムスの
増量で治療された。
しかし、ACR はコントロール不良であり、3 回目のワクチン接種後 44
日目に採取した肝生検検体では、60%の胆管消失を伴う CR 及び中等度
の ACR が示された。肝胆道系酵素及び黄疸はチャイルド・ピュースコ
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