資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (78 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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血管炎、血尿、腎炎の転帰は軽快。急性腎障害 血中クレアチニン減
少の転帰は不明。
本例は、「Circulation」で発表された文献症例である。
日付不明
本剤 1 回目を接種した。
日付不明
多系統炎症性症候
初回接種の 3 日後に発熱が発現したが、症状は自然に改善した。
群;
日付不明
急性心筋梗塞;
26158
本剤 2 回目を接種した。
肝脾腫大;
日付不明
腎障害;
2 回目接種の 12 日後、発熱、頭痛、両眼の発赤が出現した。SARS血栓症
CoV-2 検査は陰性であったが、症状は徐々に悪化していた。2 回目投
与 24 日後の入院時の血液検査では、C 反応性蛋白及び D ダイマーの
増加が認められた。コンピューター断層撮影は、肝脾腫及び造影剤増
強腎欠損領域を明らかにした。その後解熱し、 23 日目に退院した
が、 26 日目に胸痛のため再入院した。急性心筋梗塞と診断され、冠
動脈造影は右冠動脈の房室枝の完全閉塞と左回旋枝における>3mm の
冠動脈拡張を伴う 90%狭窄病変を明らかにした。光干渉断層撮影所見
は、右冠動脈及び左回旋動脈病変における血管構築のぼやけ、内膜肥
厚、中膜破壊、及び血栓を示した。多臓器炎症症候群と診断し、全身
性血管炎病変を示した。ワルファリン、アスピリン及びプレドニゾロ
ン(60 mg/日)による抗血栓療法後、患者の D ダイマーレベル及び炎
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