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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (119 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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本例は医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師責任者による予防接種
後副反応疑い報告書(厚生労働省受付番号: v2210003498)である。

接種前の体温:36 度 2 分。

接種時の年齢:67 歳 7 ヶ月。

予診票での留意点は無し。

2022 年 11 月 27 日
肺塞栓症;
26221
肺高血圧症

12 時 19 分

スパイクバックス(2 価:起源株/オミクロン株 BA.1)5 回目を接

種した。

12 時 28 分頃

接種後待機会場にて咳嗽を認め、待機担当看護師が声かけし

SpO2 測定したところ、SpO2 低値にて救護室へ搬送した。医師指示にて酸素投
与開始するも SpO2 低値。血圧やや低め、脈もやや弱かった。

12 時 37 分

救急要請。その後も酸素化保てず、酸素投与量徐々に UP した。

ルート確保試みるも刺入部位腫脹あり抜針した。再度ルート確保しようとし
たところ、救急隊到着し、A 病院へ救急搬送した。搬送先病院は患者が以前よ
り通院している病院。主治医よりワクチン接種とは関連ないだろうと証言あ
り、慢性血栓塞栓性肺高血圧症と診断した。経過観察および検査のため、2 週
間ほど入院した。

報告時、肺高血圧症、肺塞栓症の転帰は不明。

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