資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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嘔気、嘔吐、胃痛が出現。定時内服していたカロナール
を中止。
2022/04/20
かかりつけ医を受診。採血にて肝障害が指摘されたため
カロナールは中止のままとした。
2022/04/23
軽労作で呼吸苦が出現。
2022/04/25
かかりつけ医で胸部レントゲン上心拡大を指摘。当院紹
介受診。受診時、息切れ著明で歩行できず。奇脈を認めた。胸部 X 線
検査にて CTR 55%であり、心拡大の所見。血液検査にて CRP 9.1
mg/dL、D-ダイマー 4.76 mcg/mL と上昇。心臓超音波検査にて異常な
心嚢水貯留を認め、胸部 CT 検査にて異常な心嚢液貯留、心膜の炎症
所見。心嚢水貯留、肝脾腫を認め、緊急入院。
2022/04/26
採血上トロポニン I は陰性であったが、心嚢水貯留を認
め、当院循環器内科で心膜炎との診断。各種検査の提出を実施。造影
CT 実施し、血栓の指摘なし、心嚢水貯留を認めた。
2022/04/27
心嚢水は穿刺に十分な量を認めず、経過観察としたとこ
ろ、徐々に息切れは改善を認めた。
2022/04/28
経過良好のため退院。以後、外来にて経過観察。
2022/05/09
症状の軽快を認めた。各種検査陰性。心膜炎の原因とな
りうる他疾患は膠原病や感染症を含め否定的であり、COVID IgG
Quant 215,948 と異常高値を認め、ワクチン関連心膜炎と診断。
心膜炎の転帰は、軽快。肝障害、肝脾腫の転帰は不明。
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