資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (48 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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る。
既往歴:非結核性マイコバクテリア感染
日付不明
本剤 2 回目を接種した。
日付不明
COVID-19 陽性検出から 28 日後に COVID-19 関連症状が一度消失し
た。その後、持続性の微熱、倦怠感、及び咳嗽を呈した。対症療法の
みを受け、これらの症状は 10 日間続いた。感染から 3 週間後、紅斑
性皮膚斑が患者の眼瞼に出現し、より強くなり、前胸部に広がった。
皮膚筋炎;
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間質性肺疾患
初診時、両上肢、胸部、背部に眼瞼浮腫と皮疹を認めた。抗菌剤で治
非定型マイコバクテ
療された。患者はより重度の呼吸困難、咳、構語障害、嚥下障害、嚥
リア感染
下痛及び歩行不能を伴う重度の全身脱力、ALT 上昇及び 3 週間後の再
発性間質性肺炎を示した。近位筋力は上下肢とも 4/5 であった。酵素
結合免疫吸着検定法[170.9 U/mL(<24.9 U/mL)]の所見による
と、抗 ARS 抗体は陽性であった。免疫ブロット分析による抗 ARS 抗体
の自己抗原の更なる検討で、抗 PL‐7 抗体に対する陽性(3+)を明ら
かにした。抗 Jo-1 抗体、抗 Ku 抗体、抗 OJ 抗体、抗 EJ 抗体、抗 SRP
抗体、抗 Mi-2 抗体は陰性であった。抗 TIF1-γ抗体は 5 U/mL 未満
(31 未満)、抗 MDA5 抗体は 4.0 U/mL 未満(32 未満)であった。
Lega JC らが提案した基準に従って、患者は ASS(抗シンターゼ抗体
症候群)と診断された。疲労、発熱及び筋肉痛は、治療後に迅速に改
善したが、血清クレアチンキナーゼ(CK)量は、 プレドニゾロン漸
減中に完全には正常化しなかった。そのため、大量の静注免疫グロブ
リン(IVIG)が追加された。これらの併用療法後、患者の筋力は改善
し、筋酵素値は正常化した。血液分析は、筋肉酵素の正常レベルの維
持を明らかにし、患者は当外来クリニックで緊密な医学的観察を続け
ている。
皮膚筋炎、間質性肺疾患及び COVID-19 と診断された。
プレドニゾロン(経口)20 mg を 1 日 1 回投与した。
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