よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2 基本指針(案)について(新旧案) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33988.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第107回 7/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

率、勤務時間、シフト体制等といった介護従事者に関する情報の公表の推
進に努めることが重要である。
加えて、利用者の選択に資するという観点から、介護サービス事業者の
財務状況を公表することが重要である。
十一 介護サービス事業者経営情報の調査及び分析等
介護サービス事業者の経営情報については、効率的かつ持続可能な介護
サービス提供体制の構築に向けた政策の検討、物価上昇や新興感染症の影
響等を踏まえた介護事業者への支援策の検討、分析結果をわかりやすく丁
寧に情報提供することによる介護の置かれている現状・実態に対する国民
の理解の促進等のために、定期的に収集及び把握することが重要であり、
令和五年の法改正では、介護サービス事業者経営情報に関するデータベー
スを厚生労働大臣が整備することとされた。
都道府県においては、事業者から経営情報が適切に報告されるよう必要
な対応を行うとともに、厚生労働省が運用する介護サービス事業者経営情
報に関するデータベースを活用し、事業所又は施設ごとの収益及び費用等
の情報を把握しつつ、地域において必要とされる介護サービスの確保に向
けた取組を行うよう努めることが重要である。
また、市町村においては、指定地域密着型サービス又は指定地域密着型
介護予防サービスに係る事業者が、必要な報告の拒否等を行い、都道府県
知事からその報告等を命ぜられたにもかかわらず、その命令に従わない場
合、都道府県からの通知に基づいて、当該事業者の指定の取消し又は効力
の停止等適切な対応を行うことが重要である。
十二 効果的・効率的な介護給付の推進
二千四十年等の中長期も見据えつつ、引き続き、高齢者がその有する能
力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう支援することや、要介
護状態等となることの予防、要介護状態等の軽減・悪化の防止といった介
護保険制度の理念を堅持し、質が高く必要なサービスを提供していくと同
時に、財源と人材をより重点的・効率的に活用する仕組みを構築すること
により、介護保険制度の持続可能性を確保していくことが重要である。

率、勤務時間、シフト体制等といった介護従事者に関する情報の公表の推
進に努めることが重要である。

(新設)



効果的・効率的な介護給付を推進するためには、介護給付を必要とする
受給者を適切に認定し、受給者が真に必要とする過不足のないサービス
を、事業者が適切に提供するよう促すことが重要であり、これにより適切
なサービス提供の確保とその結果としての費用の効率化を通じた介護給
付の適正化を図ることが、介護保険制度の信頼感を高め、持続可能な介護
保険制度の構築に資するものであり、保険者である市町村及び都道府県に
おけるたゆまぬ努力が重要である。

- 19 -

効果的・効率的な介護給付の推進
二千二十五年や、二千四十年も見据えつつ、引き続き、高齢者がその有
する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう支援すること
や、要介護状態等となることの予防、要介護状態等の軽減・悪化の防止と
いった介護保険制度の理念を堅持し、質が高く必要なサービスを提供して
いくと同時に、財源と人材をより重点的・効率的に活用する仕組みを構築
することにより、介護保険制度の持続可能性を確保していくことが重要で
ある。
効果的・効率的な介護給付を推進するためには、介護給付を必要とする
受給者を適切に認定し、受給者が真に必要とする過不足のないサービス
を、事業者が適切に提供するよう促すことが重要であり、これにより適切
なサービス提供の確保とその結果としての費用の効率化を通じた介護給
付の適正化を図ることが、介護保険制度の信頼感を高め、持続可能な介護
保険制度の構築に資するものであり、保険者である市町村及び都道府県に
おけるたゆまぬ努力が重要である。