資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (102 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
分野名
研究事業名
「健康安全確保総合研究分野」
化学物質リスク研究事業
主管部局(課室)
医薬・生活衛生局医薬品審査管理課化学物質安全対策室
関係部局
国立医薬品食品衛生研究所総務部業務課
2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)
申請件数(件)
採択件数(件)
平 成 31/令 和 元 年 度
440,791
27
19
令和2年度
463,397
23
18
令和3年度
457,932
23
18
3.研究事業の目的
本研究事業は、化学物質によるヒト健康へのリスクに関して、化学物質の総
合的かつ迅速な評価、新たな評価手法の構築を実施するとともに、規制基準の
設定等必要なリスク管理、的確な情報発信を通じ、国民の不安解消、安全な生
活の確保を図ることを目的とする。
4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要
①
目的とする成果が十分に得られた事例
○「家庭用品中の有害物質の規制基準に関する研究」(令和2~4年度)で
は 、 溶 剤 3 種 ・ 防 虫 剤 2 種 の 改 正 試 験 法 が 令 和 4 年 3 月 28 日 に 公 布 さ れ た
( 薬 生 薬 審 発 0328 第 5 号 ) 。 噴 射 剤 や 防 炎 加 工 剤 に つ い て 、 ス プ レ ー 塗 料 等
の 実 態 調 査 や APO( ト リ ス ( 1-ア ジ リ ジ ニ ル ) ホ ス フ ィ ン オ キ シ ド ) 分 析 に
おける知見を得た。木材防腐・防虫剤として用いられる8種類の多環芳香族
炭 化 水 素 類 ( PAHs) に つ い て 、 十 分 な 感 度 及 び 精 度 の あ る 試 験 法 を 開 発 し
た。有機水銀化合物は、マイクロウェーブ分解条件及び誘導結合プラズマ質
量 分 析 計 ( ICP-MS) 測 定 時 に は 塩 酸 添 加 す る こ と が 好 ま し い こ と が 明 ら か に
さ れ た 。 特 定 芳 香 族 ア ミ ン 類 26 物 質 の 試 験 法 に つ い て 、 ヘ リ ウ ム 代 替 キ ャ
リ ア ガ ス に 水 素 及 び 窒 素 ガ ス を 用 い た GC-MS( ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 質 量
分 析 ) 試 験 法 を 検 討 し 、 ガ ス 毎 に GC-MS 条 件 を 変 更 し な く て も 現 行 基 準 値 が
測定可能であることが明らかになった。
○「家庭用品規制法における有害物質の指定方法のあり方に関する研究」(令
和元~3年度)では、有害物質の長期曝露による健康影響については化審法
102