資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (107 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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成、演習マニュアル及び研修プログラムを作成した。
水安全対策分野
・
「化学物質等の検出状況を踏まえた水道水質管理のための総合研究」
(令和元~
3 年 度 )で は 、水 道 水 の 要 検 討 項 目 の う ち 目 標 値 が 設 定 さ れ て い な い 6 物 質 に
つ い て 、最 新 の 毒 性 評 価 の 知 見 を も と に 目 標 値 案 を 整 理 し た 。令 和 3 年 度 の 厚
生 労 働 省 の 検 討 会 で 目 標 値 案 を 提 示 し た と こ ろ で あ り 、今 後 、水 道 水 に お け る
これらの物質の実態調査を行った上で通知改正につなげる予定である。
・
「水道の基盤強化に資する技術の水道システムへの実装に向けた研究」
(令和2
~ 4 年 度 )で は 、国 内 水 道 事 業 体 を 対 象 と し た ア ン ケ ー ト 調 査 に よ る 自 動 監 視
装 置 を 用 い た 水 質 管 理 及 び 測 定 デ ー タ の 利 活 用 状 況 の 収 集 と 課 題 抽 出 、学 術 文
献 検 索 に よ る 既 存 及 び 将 来 の 要 素 技 術 *の 考 察 並 び に 連 続 監 視 に よ る 水 質 管 理
に 有 用 な 水 質 指 標 の 特 定 、ビ ッ グ デ ー タ に 基 づ い た 残 留 塩 素 濃 度 に 関 す る 水 質
変 動 予 測 推 定 モ デ ル の 構 築 及 び 精 度 の 向 上 、小 型 で 経 済 的 な 残 留 塩 素 の 測 定 装
置の開発を行った。
※製品を構成する要素となる技術、製品の開発に必要な基本的技術
生活環境安全対策分野
・「 公 衆 浴 場 に お け る レ ジ オ ネ ラ 症 対 策 に 資 す る 検 査 ・ 消 毒 方 法 等 の 衛 生 管 理 手
法 の 開 発 の た め の 研 究 」( 令 和 元 ~ 3 年 度 ) で は 、 レ ジ オ ネ ラ 属 菌 の 遺 伝 子 検
査 法 や レ ジ オ ラ ー ト に よ る 検 査 の 精 度 向 上 等 を 行 う と と も に 、入 浴 施 設 の 衛 生
管 理 の 手 引 き 案 、及 び レ ジ オ ネ ラ 症 調 査 の 手 引 き 案 を 策 定 し た 。こ れ ら の 成 果
は 今 後 、地 方 自 治 体 に お い て 試 行 的 に 活 用 さ れ る な ど 、事 業 者 に 対 す る 監 督 や
衛生指導に資することが期待される。
・「 特 定 建 築 物 に お け る 室 内 空 気 中 化 学 物 質 の 実 態 把 握 の た め の 研 究 」( 令 和 2
~3年度)では、特定建築物において、化学物質室内濃度指針値の対象物質
等の測定を行うことで、当該物質等が指針値を超過しているかどうかの実態
調査を行った。本研究で得られたデータは、建築物環境衛生管理基準の見直
しに関する科学的エビデンスとしての活用が期待される。
健康危機管理・テロリズム対策分野
・「大規模イベント時の健康危機管理対応に資する研究」(令和元~3年度)
では、マスギャザリング※における対策の現場ニーズと対応策を蓄積し、研
究班ウェブサイトでは、各国のマスギャザリングにおける新型コロナ対策の
情 報 整 理 を 行 い 公 開 し た 。 そ の 他 、 WHO の ガ イ ダ ン ス を 活 用 し た マ ス ギ ャ ザ
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