資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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レーサビリティ確立に向けた研究」(令和2~3年度)では、実際の病院におけ
る 電 子 カ ル テ 、 医 事 会 計 、 手 術 、 処 置 、 処 方 、 注 射 、 輸 血 、 物 流 を 中 心 に 76 の
ユースケースを収集し、医療安全・業務効率化に資する取組のベストプラクティ
スを抽出した。次いで、実際の医薬品・医療機器のトレーサビリティ評価に向け
て 院 内 登 録 に 利 用 さ れ る バ ー コ ー ド の 評 価 も 行 っ た 。 こ れ ら 結 果 と GS1 本 部 ( 英
国)との議論による国際動向調査も踏まえ、「医療機関における標準バーコー
ド ・ RF-ID 導 入 ・ 活 用 手 順 書 」 を ま と め た 。 こ れ ら 成 果 は 、 医 療 機 関 に お け る 医
療安全や業務効率化に今後活用される。
②
目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例
〇 「 DMAT/DPAT 隊 員 の メ ン タ ル ヘ ル ス チ ェ ッ ク シ ス テ ム に 関 す る 研 究 」 ( 令 和 元
~3年度)に関しては、アンケート回収率が低く、目的とする成果が得られなか
った。これは、新型コロナウイルス感染症の蔓延期であり、医療従事者がアンケ
ートに対応できなかったためと考えられる。
○「災害時ロジスティクスに関する研究」(令和元~3年度)については、新型
コロナウイルス感染症による訓練中止の影響のため、研究方法を対面訓練から机
上訓練に切り替えざるを得ず、目的とする成果が得られなかった。
(2)論文数などの業績(令和3年度終了課題について)
原著論文
その他の論文
学会発表
特許等
その他
(件)
(件)
(件)
(件)
(件)
和文
16
英文等
90
和文
22
英文等
0
国内
84
国際
30
出願
1
取得
0
施策に
普及・
反映
啓発
4
18
5.研究成果の評価
必要性
少子高齢化の進展や医療ニーズの多様化・高度化により、医療を取
の観点
り巻く環境が大きく変化している中、豊かで安心できる国民生活を実
から
現するため、様々な医療行政の推進に当たっての課題を解決する必要
がある。本研究事業では、患者の状態に応じた適切な医療を地域にお
いて効果的かつ効率的に提供できるよう整備し、地域で継続して生活
を送れる医療体制の構築に資する研究が実施されており、必要性が高
い。
効率性
本研究事業は、医療行政における喫緊の課題に柔軟に対応するた
の観点
め、研究期間を原則2年以下とし、評価委員の意見を反映させるた
から
め、研究班会議への担当官の参加などを通じ定期的な進捗管理が行わ
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