資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (95 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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分野名
「健康安全確保総合研究分野」
研究事業名
カネミ油症に関する研究事業
主管部局(課室)
医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課
関係部局
なし
2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)
申請件数(件)
採択件数(件)
平 成 31/令 和 元 年 度
209,713
1
1
令和2年度
219,713
1
1
令和3年度
219,713
1
1
3.研究事業の目的
平 成 24 年 8 月 に 成 立 し た 「 カ ネ ミ 油 症 患 者 に 関 す る 施 策 の 総 合 的 な 推 進 に 関
する法律」( 以下「推進法」という。)に基づき、カネミ油症に関して総合的
な研究を推進し、ダイオキシン類の生物学的毒性の解明やカネミ油症治療法等
を開発することを目的とする。
4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要
①
目的とする成果が十分に得られた事例
令和3年度から、油症2世・3世(認定患者の子や孫)の健康調査を開始し、
ダイオキシン類の世代に渡る慢性影響の検証を進めた。この成果によって、今
後、ダイオキシン類の影響が解明されることが期待される。
ま た 、 基 礎 的 研 究 に お い て は 、 ダ イ オ キ シ ン 類 の 受 容 体 で あ る AHR の 働 き に 着
目し、培養細胞・動物実験を用いた実験を継続して行った。九州大学病院油症ダ
イ オ キ シ ン セ ン タ ー の 研 究 業 績 に 基 づ き 、 AHR の 働 き を 調 節 し て 疾 患 を 治 療 す る
と い う コ ン セ プ ト に 基 づ い た 新 し い 薬 剤 ( 治 療 用 AHR 調 節 薬 : Therapeutic AHRModulating Agent, TAMA) が 開 発 さ れ た 。 現 在 、 新 た な 化 合 物 を 含 む 外 用 薬 が 炎
症性皮膚疾患の治療薬として臨床試験が行われている。この研究成果は、今後油
症の皮膚症状の改善に活用されることが期待される。
②
目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例
該当なし。
(2)論文数などの業績(令和3年度終了課題について)
原著論文
その他の論文
学会発表
特許等
その他
(件)
(件)
(件)
(件)
(件)
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