資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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に 、過 去 に 確 立 し た 研 究 基 盤 を 活 用 し て 効 率 的 に 研 究 が 遂 行 で き る よ う
にしている。
有効性
本 研 究 事 業 の 研 究 結 果 は G7 伊 勢 志 摩 サ ミ ッ ト の 保 健 ア ジ ェ ン ダ の 議
の観点
論 の 方 向 性 や WHO 等 が 開 催 す る 国 際 会 議 や SDGs の 保 健 課 題 を 選 定 す る
から
際の国際的な議論の場におけるわが国の方針の根拠となる等、大いに
活用されてきた。本研究事業の成果を反映した政策を世界に発信する
ことは、日本があらゆる国際保健課題の解決に向けた議論を主導し、
UHC 推 進 を 含 む 世 界 に お け る SDGs 達 成 や プ レ ゼ ン ス の 向 上 に 繋 が る 。
また、本研究事業で得られた知見を国際保健人材育成のための教材と
教 育 プ ロ グ ラ ム の 策 定 に 活 用 し 、人 材 の 育 成 に 資 す る こ と は 、わ が 国 の
国 際 社 会 に お け る 存 在 感 を 維 持 ・ 強 化 す る 上 で 、即 時 的 の み な ら ず 長 期
的効果もあり、その意義は非常に大きい。
6.改善すべき点及び今後の課題
新型コロナウイルス感染症の動向が見通せない中、その他の新興・再興感染
症の世界的流行、低栄養や栄養過多の栄養不良の二重負荷、高齢化の加速、気
候 変 動 等 の 課 題 解 決 も 急 務 で あ る 。 こ れ ら に 対 応 す る た め に 、「 栄 養 に 関 す る 世
界的な潮流及び主要国における栄養関連施策の分析と課題抽出のための研究」
で は 、 栄 養 課 題 に 対 す る 国 際 的 な 施 策 の 提 案 を 行 い 、 SDGs の 指 標 2.1、 2.2 に
貢献する必要がある。
ま た 「 WHO に お け る 国 際 文 書 の 策 定 と そ の 効 果 検 証 を 通 じ た 世 界 的 な 健 康 危 機
対 応 の 強 化 に 資 す る 研 究 」、「 高 齢 者 介 護 サ ー ビ ス の 質 の 向 上 の た め の 国 際 的 評
価 指 標 の 開 発 及 び 実 証 に 資 す る 研 究 」、「 カ ー ボ ン ニ ュ ー ト ラ ル 社 会 に お け る ヘ
ルスケアシステムの設計と転換策を提案する研究」では、グローバルで普遍的
な健康危機対応の枠組作りや、介護の質の国際的指標開発と向上、保健医療分
野 で の 脱 炭 素 化 の 推 進 に 関 す る 政 策 研 究 を 実 施 し 、 急 速 に 高 齢 化 が 進 む ASEAN
諸 国 等 に お け る 高 品 質 な 介 護 サ ー ビ ス の ア ク セ ス 向 上 、 UHC 推 進 を 含 む SDGs の
指 標 2.1、 2.2、 3.8、 3.b、 3.c、 3.d、 13.2 の 達 成 に 貢 献 す る と 共 に 、 わ が 国 が
各分野のイニシアチブを取ることに繋げる必要がある。
<参考>
令和3年度に実施した研究の成果又は政策への活用の例
「国際会議で効果的な介入を行う
「保健分野における、新型コロナウイ
ための戦略的・効果的な介入手法
ル ス 感 染 症 や 、 三 大 感 染 症 ( HIV/エ イ
の確立に資する研究」(令和2~
ズ、結核、マラリア)等に関する国際機
4年度)
関へのわが国からの戦略的・効果的な資
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