資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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関する研究と、遺伝差別・法整備に関する研究、さらには市民の積極的な参加と
正 し い 理 解 の た め 、 双 方 向 遺 伝 リ テ ラ シ ー と PPI( patient and public
involvement) 体 制 整 備 に 関 す る 研 究 を 実 施 し 、 「 ゲ ノ ム 交 流 会 」 を 開 催 す る こ
と で 、 市 民 と の 対 話 か ら ELSI の 在 り 方 を 見 い だ し た 。 本 研 究 班 で 策 定 し た ガ イ
ドラインや成果物については全ゲノム解析等実行計画等を含むゲノム医療におい
て広く活用される予定である。
②
目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例
該当無し
(2)論文数などの業績(令和3年度終了課題について)
原著論文
その他の論文
学会発表
特許等
その他
(件)
(件)
(件)
(件)
(件)
和文
11
英文等
5
和文
0
英文等
0
国内
16
国際
0
出願
0
取得
0
施策に
普及・
反映
啓発
2
16
5.研究成果の評価
必要性
AI 技 術 に 関 し て は 、 医 療 を 含 む 社 会 の 諸 活 動 を 改 善 さ せ 得 る 技 術 で
の観点
あるが、他方、人々の間には不安や懸念も抱かれており、国内外の機
から
関 で 倫 理 的 な 検 討 が 進 ん で い る 中 ( 内 閣 府 「 人 間 中 心 の AI 社 会 原 則 」
( 2019) 等 ) 、 そ れ ら の 議 論 も 踏 ま え 、 保 健 医 療 分 野 に お け る AI 技 術
に対する不安・懸念を特定しようとする本研究事業の試みは、人々の
AI に 対 す る 信 頼 を 獲 得 し て 利 活 用 を 促 進 す る た め に 必 要 で あ る 。
また、パネル検査をはじめとするゲノム医療は、適切な治療を患者
に届けるための有望な検査法であるが、その一方でゲノム情報に関連
した不利益に対する対策が必要であり、検査の実態及び問題点を明ら
かにし、その対策を検討する本研究事業は必要性が高い。
効率性
適切な中間・事後評価により研究班にフィードバックが行われるこ
の観点
とによって、効率的に研究事業が実施されている。また、昨年度に引
から
き 続 き 、 WEB 会 議 の 活 用 に よ り 効 率 的 に 研 究 を 推 進 で き た 。
有効性
AI を 活 用 し た 医 療 機 器 等 の 医 療 現 場 へ の 導 入 等 、 社 会 実 装 が 進 み つ
の観点
つ あ り 、 本 研 究 事 業 は 、 AI の 開 発 ・ 利 活 用 を 持 続 的 に 推 進 し て い く 上
から
で、政策資料を検討する際の有用な参考資料となっている。
また、ゲノム医療を推進していく上で、本研究事業の成果は、日常
診療におけるゲノムデータの取り扱いや、患者とのやりとりの際の
ELSI へ の 対 応 に 関 す る 基 礎 と な っ て い る 。
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