資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (83 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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分野名
研究事業名
「健康安全確保総合研究分野」
地域医療基盤開発推進研究事業
主管部局(課室)
医政局総務課
関係部局
医政局内各課室
2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)
申請件数(件)
採択件数(件)
平 成 31/令 和 元 年 度
312,332
68
56
令和2年度
342,800
63
53
令和3年度
325,800
84
68
3.研究事業の目的
少子高齢化等時代が変化する中、豊かで安心できる国民生活を実現するため
の医療政策において、地域の実情に応じた医療提供体制の構築、医療人材の育
成・確保、医療安全の推進、医療の質の確保等の課題の解決に資する研究を推
進する。
4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要
①
目的とする成果が十分に得られた事例
○「特定行為研修修了者の複数配置に関する実態把握及び有効活用に影響する要
因 の 調 査 」( 令 和 2 ~ 3 年 度 ) で は 、 看 護 師 の 特 定 行 為 研 修 修 了 者 の 活 用 や 配 置
の実態調査から、修了者の活用配置モデルを作成した。このモデルでは、急性期
病院における、修了者の配置と活動のタイプによる3つの活用・配置分類と、組
織的活用の5段階の発達過程が示された。また、これらのモデルを質的に検証
し、発達段階ごとの修了者、看護管理者、医師の具体的アクションをもとに、組
織内で特定行為研修修了者を活用するためのガイドを作成した。本ガイドの活用
により、医療機関等における修了者の複数配置が促進されることが期待される。
○ 「 看 護 師 の 特 定 行 為 研 修 修 了 者 の 活 用 に 関 す る 研 究 」( 令 和 元 ~ 3 年 度 ) で
は、研修修了者のアウトカム指標の抽出において、特定行為研修修了者の活用の
実態が示され、医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進
に関する検討会の資料として活用された。また、特定行為の実施が患者等に与え
る影響を測定できる指標として、患者情報の中で尿路感染等6項目が全国共通の
アウトカム指標として活用できる可能性が示唆された。
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