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資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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1.研究事業の基本情報
分野名
研究事業名

「疾病・障害等対策研究分野」

移植医療基盤整備研究事業

主管部局(課室)

健康局難病対策課移植医療対策推進室

関係部局

なし

2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)

申請件数(件)

採択件数(件)

平 成 31/令 和 元 年 度

38,081





令和2年度

51,432





令和3年度

54,432





3.研究事業の目的
移植医療は、患者にとって疾患の治癒を目指すための重要な医療である一方
で、第三者であるドナーの善意に基づいた特殊な医療でもあり、その意思を最
大限尊重する必要がある。本研究事業では、適切な移植医療提供体制を整備
し、患者とドナー双方にとって安全で公平な医療が推進されることを目指す。
また、移植医療に関する正しい知識の普及啓発を行う。

4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要


目的とする成果が十分に得られた事例

【臓器・組織移植分野】
●「脳死下、心停止後の臓器・組織提供における効率的な連携体制の構築に資す
る研究」(令和2~4年度)では、救急医療の現場において臓器・組織提供に関
して円滑に選択肢の提示を行う体制を整備するために、急性期重症患者対応メデ
ィ エ ー タ ー の た め の 講 習 会 の Web 教 材 を 作 成 し 、 講 習 会 を 開 催 し た 。
●「5類型施設における効率的な臓器・組織の提供体制構築に資する研究」(令
和元~3年度)では、5類型施設において、自施設のスタッフのみで、ドナー管
理から臓器摘出、家族ケアまでの完結を可能とするためのマニュアルを作成、公
開した。
●「小児からの臓器提供に必要な体制整備に資する教育プログラムの開発」(令
和3~5年度)では、小児に対する臓器提供の普及啓発として、「臓器提供ハン
ドブック(小児版)」を発刊した。これによって、小児臓器提供の円滑化と中学
における効果的な教育方針策定の一助となった。

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