資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (52 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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年度)では、「メディカルスタッフのためのライフステージに応じた関節リウマ
チ患者支援ガイド」を作成した。これはリウマチ等対策委員会報告書の課題であ
る「年代に応じた診療・支援の充実」、「専門的なメディカルスタッフの育成」
に対して直接利活用でき、関節リウマチ診療ガイドラインでカバーできない患者
および家族への情報提供や支援の充実に寄与する。
●「 免 疫 ア レ ル ギ ー 疾 患 対 策 に 関 す る 研 究 基 盤 及 び 評 価 基 盤 の 構 築 」( 令 和 3 年 度
~ 5 年 度 )で は 、NDB を 用 い て ア ナ フ ィ ラ キ シ ー の 治 療 薬 で あ る ア ド レ ナ リ ン 自 己
注 射 製 剤 の 処 方 に つ い て 解 析 し た 。今 後 、ア ナ フ ィ ラ キ シ ー の 治 療 実 態 に 関 す る リ
ア ル ワ ー ル ド デ ー タ を 、経 年 的 に 比 較 す る こ と が で き 、持 続 可 能 か つ 悉 皆 的 な 調 査
研 究 に 基 づ く ア レ ル ギ ー 診 療 の 質 の 向 上 、均 て ん 化 への 貢 献 が 期 待 され る 。ま た 、
免疫アレルギー領域で初めて、国際的な研究助成プログラムの成果の研究インパ
クト解析を実施した。本研究成果をもとに確立された多様な視点による解析基盤
によって、効果的な国際共同研究や長期的な研究戦略の策定への貢献が期待され
る。
●「都道府県アレルギー疾患医療拠点病院の機能評価指標に関する研究」(令和
3 年 度 ) で は 、 調 査 時 点 で 拠 点 病 院 に 指 定 さ れ て い た 43 都 府 県 73 施 設 と 連 携 施
設 9 施 設 の 計 82 施 設 を 対 象 に 拠 点 病 院 の 診 療 体 制 や 実 績 、 情 報 提 供 体 制 等 に つ
いてアンケート調査を実施し、現状を明らかとした。本研究成果は、今後の拠点
病院の整備に活用される。
② 目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例
該当なし
(2)論文数などの業績(令和3年度終了課題について)
原著論文
その他の論文
学会発表
特許等
その他
(件)
(件)
(件)
(件)
(件)
和文
6
英文等
80
和文
64
英文等
5
国内
93
国際
11
出願
0
取得
0
施策に
普及・
反映
啓発
1
21
5.研究成果の評価
必要性
「アレルギー疾患の多様性、生活実態を把握するための疫学研究」
の観点
や「大規模災害時におけるアレルギー疾患患者の問題の把握とその解
から
決に向けた研究」、「都道府県アレルギー疾患医療拠点病院の機能評
価指標に関する研究」の課題の成果は、アレルギー疾患医療の均てん
化に活用されるなど、アレルギー疾患対策を推進する上で必要不可欠
である。同様に、「ライフステージに応じた関節リウマチ患者支援に
関 す る 研 究 」 で は 、 関 節 リ ウ マ チ 疾 患 患 者 の 重 症 化 予 防 、 QOL 維 持 に 活
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