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資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例

該当なし
(2)論文数などの業績(令和3年度終了課題について)
原著論文

その他の論文

学会発表

特許等

その他

(件)

(件)

(件)

(件)

(件)

和文

7

英文等

2

和文

1

英文等

1

国内

2

国際

1

出願

0

取得

0

施策に

普及・

反映

啓発

0

1

5.研究成果の評価
必要性

本研究事業の成果は今後のエイズ予防指針の改正に活用されてい

の観点

る 。 ま た HIV 検 査 の 受 検 率 の 向 上 に 向 け た 取 り 組 み 、 医 療 サ ー ビ ス の

から

ア ク セ ス 向 上 な ど 、 国 内 の HIV 感 染 症 の 早 期 発 見 、 適 切 な 医 療 体 制 の
構築に貢献している。したがって、本研究事業の必要性は高い。

効率性

事前評価/中間・事後評価の際には、評価委員がコメントを作成

の観点

し、その評価コメントを研究者にフィードバックすることで、効率的

から

に研究を行っている。
また「エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究」では、日本
医療研究開発機構と合同で、厚生労働省【エイズ対策政策研究事業】
と日本医療研究開発機構【エイズ対策実用化研究事業】の各研究課題
の研究代表者による発表会をオンラインで行い、評価委員、厚生労働
省・日本医療研究開発機構担当者が各研究課題について実施状況の評
価・検討を行った。研究班相互で進捗状況を共有することによって研
究の重複や間隙を回避し、効率的に研究を実施することができた。

有効性

エ イ ズ 診 療 が 専 門 で は な い 医 療 従 事 者 に 向 け た 人 材 育 成 や 、 MSM( 男

の観点

性間で性的接触を行う者)など感染可能性の高い集団への受検勧奨

から

等 、 HIV 感 染 者 の 早 期 発 見 ・ 早 期 治 療 開 始 に 有 効 な 研 究 成 果 が 得 ら れ
た。これにより感染者本人の治療経過を良好にするのみならず、他者
への二次感染予防や長期的には医療費の削減効果が期待できる。

6.改善すべき点及び今後の課題
HIV 感 染 者 お よ び エ イ ズ 患 者 の 早 期 発 見 ・ 早 期 治 療 開 始 に 有 効 な 研 究 成 果 が 得
られてはいるが、日本ではエイズを発症してから見つかる者の割合は、依然約
3割である。従って各地域の医療体制の実態把握や課題抽出を行い、新たな検
査体制モデルを構築し、検査を受けないままエイズを発症する者の割合を減少
させる必要がある。

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