よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (91 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.研究事業の基本情報
分野名
研究事業名

「健康安全確保総合研究分野」

食品の安全確保推進研究事業

主管部局(課室)

医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課

関係部局

医薬・生活衛生局内食品安全関係課室

2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)

申請件数(件)

採択件数(件)

平 成 31/令 和 元 年 度

577,056

42

37

令和2年度

722,750

50

47

令和3年度

712,379

58

50

3.研究事業の目的
国民の健康に直結する食品安全に係るリスク管理機関として、科学的根拠に
基づく施策を効果的に実施するために必要な科学的知見の収集及び手法の開発
等を行う。

4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要


目的とする成果が十分に得られた事例

Ⅰ.食品安全施策の基本的な枠組みを強化する研究に関する主な成果
・「食中毒調査の迅速化・高度化及び広域食中毒発生時の早期探知等に資する研
究」(令和2~4年度)では、集団事例迅速探知システムを稼働し、実証実験
を実施した。腸管出血性大腸菌の発生届出に基づき解析された遺伝子解析情報
について、同様の型の集積が確認された場合、患者を所管する地方自治体へ喫
食状況の入力を促し、共通の食材や店舗の利用の有無について確認し、複数の
地方自治体をまたぐ案件への調査の早期開始に活用している。
・「食品中の放射性物質等検査システムの評価手法の開発に関する研究」(令和
2~4年度)では、食品中の放射性物質検査結果の詳細解析を実施し、結果を
検査計画策定ガイドラインへ反映した。
・「食中毒原因細菌の検査法の整備のための研究」(令和3~5年度)では、令
和3年度に発生した大規模食中毒において検出された病因物質の究明を行っ
た。得られた知見について、令和4年3月に開催した食品衛生分科会食中毒部
会で報告し、原因施設を所管する保健所の衛生指導につなげ、食品事業者団体

91